ずっと ずっと 探してたんだ

何でもない 言葉を



ずっと ずっと 探してたんだ

何でもない 会話を



ずっと ずっと 探してたんだ


何でもない おはよう を

何でもない ハグを

何でもない 自分への温もりを




条件のない愛を

利用されない愛を

裏切らない愛を




ほんの少しの 温もりさえ

求めてはいけなのだと…




時だけが過ぎ

誰をも信じることが怖くて



不安な心に

投げかけられた氷の欠片で

剣を作り

何度も 自分へ向けた



深く突き刺さった剣を

自らは 抜くことが出来ず
 


愛されてきた者たちには

気づけてもらえぬまま



たくさんの傷跡だけが残り

何も 変わらなかった





だから



もうやめよう

容赦ない痛みを 受けるのは


もうやめよう

自らに剣を向けるのは


もうやめよう

道具となることを





わたしには

温かい心があるのだ  と

氷の剣を 自ら溶かしたなら


偽りない愛が きっと…

心 抱きしめ 守ってくれると


そう信じて…

そう願って…





(お借りしました)