あんたがこの世から去って

2年経ってもうすぐ3年目になろうとしてるね。


まさかあの暗い瞳にそこまでの

決心と行動をさせる

厭世観の凄まじさまであるとは

そこまで考えは及んでなかったよ。


ご遺体が。。。

そう誰かが言った時、

ばあちゃんもあたしも

そんな・・・ってくず折れるみたいに

泣いたよ、見てた?


部屋に入ってベッドを

見たらタオルケットが

平らで初めどこにあんたが

いるのか分からなかった。


一番にタオルケットをはいだのは、

お父さんだったね。


「未来ー!!!起きんかー!!!」


青白い顔、紫色の唇は半開き、

片方の鼻からは鼻血の流れた跡。

苦しんだ後のない表情。

ただ、それだけが救いだったような気がする。


でもね、死亡診断書を書いた

医者によるとあんた30分は

最低でも首くくって死ぬまでに時間が

かかったって。。。

その30分がどんなに長かったことか。

遊ぶ30分ならどんなにか短く感じられることだろう。

そう思うと今でも涙が滲んでくるよ。


話変わるんだケド、

あんたのことばっかり考えて、

これ以上おかしくならないためにも、

就職が極力早く決まるようにもするために

学校に行って初めはパソコン習って、

2連勝、2連敗なんだケド、もうそれ以上は

いいやってふんぎりつけたよ。

もう、毎日根詰めてやってたら、

眼精疲労起こしちゃって。

これを仕事にしたら相当辛いんだろうね。


今は簿記の2級の勉強してるんだケド、

なかなか、難しいよ。

私の欠点がよく分かる。

根気よくひとつひとつを集計する作業を

惜しんで失敗するってことが。

何度もそれでつまづいてる、

同じ問題でね(こりゃ、大問題)。


でも、先生に質問しにいって、

どうすれば解けるか分かったり、

自分で解いてるうちに何となく

分かる時とか、朝から勉強が

はかどったときとか充実感感じる。

何度も何度も簿記の勉強は

私を救ってくれたような気がするよ。


二十歳前半の頃、

バイトのままでいいのかと思ったのは、

二十歳の時、ビジネス専門学校に通ってたから、

簿記の必要性を感じて、

かろうじて3級だけは取れたんだよね。

2級は、仕事帰りに学ぶもんだから、

居眠りばっかしてて、やる気ゼロ。

そのまんまにして十数年。

2級リベンジだ!

42歳にして、3級持ってますじゃ通用しないしね。

事務の仕事、3ヶ月しか持たなかったしね。

まあ、歓迎会でその会社で働く

男性たちの歪んだ思想についてけなかったからね。

当時42歳の事務員の先輩がいたんだよね。

別に見た目がどうのとかないし、

ヘンなひとって訳じゃなく、

男性から見ると、


「42かよ、ばばぁじゃねぇか」


みたいな話になるんだろうなって思った。

自分たちも同じくらいの年で、

オヤジのくせに。


次の日、どうなるか想像も付かなかったんだろうか。

待合をした焼き鳥屋に

誰もいないことにその事務員の先輩が

どう感じて、どう傷ついてしまうかってこと。


そして、中洲のスナックに連れて行かれ、

終電を逃したら、送ってやると言うひとり。

送り狼になろうと言う魂胆だったとは。


そして、こう言ってた。


「(焼き鳥屋とか)知らない世界を教えたかった」


いやぁ、焼き鳥屋とか小学生の頃から

オヤジに連れて行かれてましたケド。


そして、キスを迫られ、ホテル街を

ふらふら連れて行かれようとして、

必死に抵抗。

翌日に出勤するなり、

もうこれこれこうゆうことがあったので、

辞めせていただきますって例のパターン。


話それちゃったケド、

まあ、私のやれる限りのことは

やって受からなかったら

それはその時にまた考えないと

いかんよね。


一時期、もう、何もかもイヤでイヤで

しょうがなかった時があって。

朝に起きるとか冗談じゃないって思って、

学校へは昼からしか行かないで、

復習もろくろくやる時間もなくって。

まあ、その期間は3級の復習をやってる

時から2級の習い始めくらいだったから

よかったものの、今頃までその状況だったら、

もう、致命的だったろうね。


きっかけはどうしても朝がゆううつで

起きれないからと主治医の先生に

強く訴えたら、薬の変更があって、

それがかなり精神的に効いたみたいで、

毎日とは行かないけれど、

朝6~7時に起きれる日が増えてきた。

そして、やっぱり6時前後に起きれると

なかなか復習もはかどる。


薬が変わるだけでって話だケド、

もうひとつのコツは、きちんきちんと

毎回、薬を欠かさず飲むようにしたのも

心がけるようにしたひとつだね。

結構、前は薬なんて気休めでしょ?

くらいにしか捉えてなかったから、

最低限の睡眠導入剤しか

飲んでなかった。

だから、パニック障害が起きやすい

精神状態だったんだと思う。


もう、滅多なことじゃ

出てこないケド、

ちょっと前にお風呂上り、

エアコンの真下に居たら

苦しくなった。

こんな時、見苦しい姿を見るのは

ばあちゃんだけだから、

どうしよう!どうしよう!

と必要以上に乱れる姿を

想像して怖がる必要もないのに、

すごく焦る。


でも、場所を移ったら

すぐ収まった発作。

何だったんだろ???


とにかく現世でやれることは

やろうと思います。


お母さん、夢に出てきたよ。

詳細が思い出せないんだケド。

あんたも夢に出てきてよ。

たまにでいいから、さ。