別れ
いきものがかり「YELL」
「さよならは悲しい言葉じゃない・・・」
今年だったかNHK「視点論点」よりの感想
別れの挨拶には3種類あるらしい。
一つは god bye 神のご加護を
二つには see you again また会う日まで
三つ アウフリーダーゼン(ドイツ語) お元気で
さて、日本語「さようなら」は特殊でいずれでもない。
「そうであるならば」「そうならねば、ならぬなら」の短縮。
「では」「それでは」、が別れの挨拶だ。
これは過去を振り返り事実を確認し、
又は総括して次へ進む、
物事の区切りを明らかにしようという意味目的があるという。
「別れが必要ならば分かれましょう、さようなら」と言うわけだ。
だから日本語の別れは案外スマートとも言える。
淡白で、意識的に別れを、自分と他人の区分けを演出する。
一期一会とはいうが、そこには意識的に別れを意識しないとその時を大事に出来ない、
もともと長いスパンでの人付き合いを前提にしてる気がする。
その点海外ではもともと他人で当たり前、だから逆に挨拶は出会いと、幾分でも時を共にした、
との強調があるのかも。
よく考えたら「さようなら」もなかなか使わないな。
「さようなら=そうならねば、ならぬなら」
「旅立たねばならぬなら、では」
変化を恐れることなく。別れは振りかえることで前を向くこと。