私にとっては、「やっとこの日が来た」とほっと安心した日だったが

彼にとっては、どんな日だったのだろうか?

 

これからどんな治療が始まるのだろう?

どんな苦痛があるのだろう…?

俺は、治るのだろうか?

 

安心よりも、不安の方がはるかに大きい日だったのではないだろうか。

 

もう、何十年も歯医者以外の病院へ行ったことの無い彼が入院をするのだから、

 

入院生活とはどんなものなのだろう?

病室は?

同部屋の人とうまくやれるだろうか?

そんなことも、考えていたかも知れない。

 

彼の入院先は、幸いにも自宅から近く、

毎日苦も無く通える距離にあった。

 

入院手続きを終え、病室の看護師さんのお迎えをうけ

病棟専用のエレベータに乗り、病室に案内され驚いた。

 

腫瘍血液内科の無菌病棟は2024/2/1完成したばかりで、

全室個室の広々とした綺麗な病室だった。