「オオカミの護符」

東京都青梅市にある御岳山の武蔵御嶽神社

埼玉県秩父市にある三峰山の三峯神社

どちらも大好きな神社です。

その二つの神社が出てくる本を見つけて、

驚いて買って来ました。

どちらも、お犬様（オオカミの眷属）が

守っている山の神社です。

その、お犬様の護符と

昔のお百姓さんやお山を信仰する人々を

辿る旅が綴られています。

数年前に、映画になった作品が

書籍化されたようです。

私は、映画を知らなかったんですが、

表紙の武蔵御嶽神社のお札に惹かれて

手に取りました。

筆者の方は、祖父母がお百姓さんを

営む家に生まれますが、

その後日本の近代化によって

周囲の環境は変わり、

家がお百姓をしている事を

恥ずかしく思う小学校時代を送ります。

成長した筆者は、海外で働くために

生まれ育った町を出ますが、

そこで出会う外国の若者たちが

自らの国の歴史や文化に誇りを

持つ姿に触れ、

もう一度自分の生まれ育った地域、

その原点に帰ろうと決意をされます。

そこで思い出されたのが、

「オオカミの護符」です。

昔の人々の素朴でピュアな山岳信仰と

集落の生活に、私も素直に

感動しました。

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