薮内劍仲の花押
藪内剣仲は武野紹鴎の門下で、兄弟子の千利休とは親交が深く、
利休より相伝を受け、また利休の媒酌によって古田織部の
妹を娶ったと伝えられる。
豊臣秀吉に茶堂として重用された利休とは対照的に、洛北に
隠棲して孤高の茶三昧であったとされる。
利休死後すぐに聚楽第に召し出されて茶堂を務めた時期が
あるがまもなく辞している。義兄である織部とも親しく、
燕庵は織部から譲り受けた茶室である。
2代真翁は、1634年より西本願寺13世良如上人に迎えられて
茶道師家となり、以降西本願寺の手厚い庇護を受けることになる。
現在の藪内家も西本願寺より与えられた土地にある。
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