片桐石州の花押
片桐 貞昌は、江戸時代前期の大名、茶人。大和小泉藩の第2代藩主。
茶道石州流の祖として片桐石州の名で知られる。
1605年、初代藩主・片桐貞隆の長男として摂津茨木で生まれる。
賤ヶ岳の七本槍の一人である片桐且元の甥にあたる。
1624年12月28日に従五位下、石見守に叙任される。1627年、
父の死去により家督を継いだ。
千利休の長男・千道安の流れを汲む桑山宗仙に茶道を学んだといわれている。
奈良の茶人とも交遊を深め、茶の宗匠として次第にその名が広がっていった。
特に第4代将軍・徳川家綱のために茶道軌範を作り、なおかつ1665年には家綱の
茶道指南役となり、石州流を不動のものとした。
1673年11月20日に死去した。享年69。
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