こんにちは。

バツ2元女優看護師のさおりこと、

看護学生応援隊です!

 

 

今回は、

老健で働く看護師さんの

お仕事について

お話ししようと思います。

 

 

 

 

 

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TikTokで第111回看護師国家問題を配信中

 


 

  質問:老健に実習に行くのですが、老健で働く看護師さんは
何をしているのですか??また見てきた方がいいことなどあれば教えて欲しいです

 

ご質問ありがとうございます。
 
 
老健(介護老人保健施設)
働く看護師は
どんな仕事をしているのか、
また、病院とどこが違うのか
気になりますよね。
 
 
 
業務内容や看護師の役割について
説明してきたいと思います。
 
 
 
 
ちなみに、私は老健での
勤務経験がありますので、
今回お話する内容は
勤務した時の内容がベースとなるため、
多少他の施設と
異なる可能性もありますので、
ご了承ください。
 
 
 
では、まず老人保健施設とは
どんな施設なのでしょうか。
 
 
老人保健施設
通称:老健
言われておりますが、
老健は介護保険法の基

自立支援を目指した

リハビリテーションなどで

心身の活性化をはかり、

在宅生活の復帰を支援

する施設と位置付けられています。

 

 

 

病気などで入院した後、

病状が安定期にあり、

入院治療の必要性はないが、

看護・医療学的管理の下

リハビリテーション

介護等を必要とする

要介護者の在宅復帰

を目指します。

(要支援者は入れません)
 
 
 

また、在宅復帰を目指す施設のため、

入所期間の目安

およそ3か月(短期)

とされています。

 
 
【赤文字で記載した内容は
国試問題でも問われることが
ありますので、おさえておくことを
お勧めします。
 
また、老健に入れる方
介護認定を受けた要介護者のみ
となりますのでご注意ください。】
 
 
 
ちなみに、

病院では患者さん

と呼んでいましたが、

施設の場合は
患者さんではなく、
利用者さん
呼んでいますので
お見知りおきください。
 

 

 

 

 
老健は
看護・医療学的管理の下

療養生活を送っていただくため、

施設には医師、看護師などがいます。

 

 

ちなみに、これも国試問題

出題されたことがあるので説明しますが、

介護保険法の中に施設を運営するにあたり、

必要な職種と人数が決められています。

 

 

これを配置基準といいます。

 

 

老健の配置基準

入所者100人に対し

常勤医師1人、看護職員9人

介護職員25人、理学療法士等1人

介護支援専門員1人

と定められています。

 
 
 
 

 

老健に入所したら…

 

では、老健に入所したら

どんな療養生活をするのでしょうか?

 

 

 

利用者さんの1日の流れは画像のような感じです。

*施設によって異なります。

 

 

 

 

看護職の業務はこんな感じになります。

 

 

日勤帯の看護師は、

管理職を除き3〜4人ほどで

協力し、業務をこなしています。

 

 

 

バイタル測定

基本は入浴をする前のみ実施していました。

その他では、

体調が悪い、様子がいつもと違う

血圧の変動に注意が必要な場合、

インフルエンザの流行時期など

測定をする程度です。

↑ここが病院と違うところですね。

 

 

 

入浴

週に2~3回、

*普通浴と*特浴とで分けて介助をします。

(失禁などがある場合はその都度)

入浴後の軟膏塗布や傷などの処置

胃ろうが入っている利用者さんもいるため、

胃ろう管理を入浴後にしていました。

 

*普通浴:家のお風呂と同様にひとりで浸かれる。歩行が可能な利用者さん対象

*特浴:ストレッチャーに寝たまま体を洗い、ストレッチャーのままお湯に浸かれる。歩行が困難な利用者が対象(その他、状況に応じて利用する)

 

 

 

食事

私がいた施設には大きな調理場があり、

管理栄養士が常駐していたため、

言語聴覚士(ST)とともに

利用者さんの嚥下状態に合わせ、

食事形態を調整するなど対応していました。

 

 

 

 

レクリエーション活動

午後からはレクリエーションがあり、

その中で月に何度かの

お出かけ行事があります。

他にも季節に合わせた行事

カラオケ大会など

職員が毎月のレクリエーションを考え

日中の活動を促すようにしていました。

 

 

 

リハビリテーション

理学療法士(PT)

作業療法士(OT)

言語聴覚士(ST)

が数名常駐しており、

朝から順番にリハビリを行っていきます。

 

施設の一角にリハビリ室があり、

そこへ利用者さんと一緒に行くか、

または、居室(利用者さんの部屋)で行うか

状態に合わせて実施していきます。

 

 

 

 

 

 
 
老健の看護師の業務
病院とあまり変わりませんが、
看護と介護の割合で考えると
介護量が多いのが特徴です。
 
 
そのため、介護職と協力して
オムツ交換やトイレ誘導
入浴介助、食事介助などを行っていきます。
 
 
また、病院から転入することも多いため、
前院での状態はどうだったのか、
また自宅に帰るためには
何が問題で、どうすれば安心して帰れるのかを
施設ケアマネジャーも含め
家族と一緒に
他職種カンファレンスを行い
支援していきます。
 
必要であれば、自宅まで伺い、
家の状況なども見させていただくこともあります。
 
 
退所後に
どんな生活をするのかなど、
必要な情報は家族と共有しながら
社会資源を活用するため、
介護保険制度について
看護職も十分に
理解しておくことが必要となってきます。
 
 
 
また、夜勤は病院と異なり、
入所者が約100人に対し、
看護職員1名、介護職員3名程度
2交代で行っていました。
 
 
朝の配薬準備
経管栄養剤の準備
バイタル測定(要観察者)
定期的な巡回オムツ交換
体位交換など
主な夜勤の業務となります。
 
この辺も病院とあまり変わりません。
 
 
 
 
夜間の職員の人数は少ないですが、
急変時や何かトラブルが起こった際には
マニュアルに沿って応援を呼び、
対応するシステムがあるため、
問題なく勤務することができます。
 
 
 

 

まとめ

老健で働く看護師さんは、

病院の看護師さんとあまり変わりませんが、

日常生活援助の点で関わることが多くなるので、

リハビリテーションスタッフと連携を図り、

利用者さんの療養生活をよりよくしようと

家族も含め、総合的にアセスメントをしています。

 

実習に行かれた際には、

どのように多職種と連携を図っているのか

どういったところを観察してケアに繋げているのか

等を学んでもらえるといいかなと思います。

 
 
 

 

 

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=野本 紗央里プロフィール=

愛媛県出身。3児の母。

2018年にバツ2になりました。

職業:看護学校 講師

資格:看護師・第1種衛生管理者

以前はグラビア、レースクイーン、女優業を少しですがやっており、自主製作映画も出ました。

趣味:バイク、車、キャンプ。

 

2019年5月より心電図のセミナー講師として始動

2020年より看護学校で講師として始動