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全て目を通しております。
本当にありがとうございます。


手術から3日目ですが、手術翌日には尿カテとドレーンも抜け、昨日は点滴も抜けました。

楔状切除という部分切除だったということもあり、お陰様で早期退院できました。

昨年の大腸と肝臓の手術の時は3週間かかり、人工肛門閉鎖時とポート造設・FOLFOX開始時には1週間かかったので、転移性肺がんの手術だとこんなにも早いのかと驚きました。

手術翌日からは通常食だったので、重湯やお粥を経験せずに済みました。
ありがたい限りです。


術中の迅速診断では、やはり大腸がんからの転移性肺がんだったとのことです。
様子見せずに切っといて良かったです。

覚悟はしていましたが、やっぱり術後の傷は痛いです。
今回は開胸約10cmと胸腔鏡の傷ができました。

この1年で無傷だった私のブヨブヨのお腹には、トータル30cm以上の傷と何箇所もの跡ができてしまいました。


何とかロキソニン内服で我慢していますが、痰を出そうと咳き込んだり、くしゃみをしようとすると、ピリピリとした痛みがやってきます。

そして、それ以外の時もズキンとする痛みが継続しています。
一番辛いのは、排便障害も継続しているので、トイレで息む時に激痛が走ります。

やはり小さい手術でも、楽ではありません。

これで一応身体の中の目に見えるがん細胞は無くなりましたので、我慢のしどきです。

肺に転移していたこと、再発期間が1年だったこと、KRAS遺伝子が変異型であること、現在の年齢等々を考えれば、厳しい未来が待っていることは重々理解しています。

でも、まだ寛解の可能性は0ではありません。
その可能性がある限りがんと闘おうと思います。


がん細胞のことを勉強すると、本当に厄介だし頭も良いのだと思います。

がん細胞も、これ以上増殖したら寄生主が死んじゃって、火葬場で一緒に焼かれて、増殖した意味も無くなっちゃうんだから、程よいとこで留めといたら良いのに…

その約束守ってくれるなら共存も受け入れるからwin-winじゃない?

なんてなことを思ってましたが、話が通じる相手ならこんなに多くの方が悩んだりしてないですよね💦


今回は何とか早期発見で手術もでき、早期退院の目標も達成できました。
これからは、再発可能性を下げるエビデンスはない中での戦いです。

主治医の先生から診療情報提供書もいただいたので、早速ケトン食外来は受診してこようと思います。
他方で、しっかりと死というものを考えて、向き合わなければなりません。

入院中に読んだ本ですが、火葬場のこと、つまりこの世から身体が無くなる時のことについて書かれた本と死刑囚に向き合う宗教家のノンフィクションです。

衝撃的でもありますが、肉体的な死というものがどのようなものなのか、より向き合うことができると思います。

入院中に暗いものを読んでますが、少しでも死に向き合い、死を通過点と捉えられるならと思い勉強してます。

まだ色々ブレたりするとも思いますが、時間を大切に過ごしていきたいと思います。