こんにちは
かおりんごです。


実家にいると色んなことを思い出します。


母の祭壇で手を合わせていたら…
すごいことを思い出しちゃいました。

こんなこと暴露していいものやらとも思いましたが…書きますね。




「睡眠学習」って知ってます?
私と同世代の方は結構ご存知かと笑


枕がわりに音が出る機械を頭の下に置いて寝ると、朝には全部頭の中に入っている!!

ゆえに成績アップ!!


という、夢のような機械です^^;



私はこれがすごく欲しかったのです。
で、中学生のとき私はこれをこっそり買いました。


当時たしか45000円くらい?
そんなお金あるわけありません。



金庫の中に私の通帳があることを知ってました。
金庫に鍵がかかってないことも知ってました。


どうしても欲しかった私は、ある日こっそり金庫から自分の通帳とハンコを盗み出して、郵便局へと向かったのでした。


そして45,000円を下ろしたのです。
なにか局の人から聞かれた気がしますが必死でしたから。



そしてついに!!
睡眠学習を買ったのでした。



どういういきさつだったか覚えてないのですが
母に見つかることなく手に入れることができました。



ベッドの下に隠しておいて…
夜になると、自分の声で吹き込んだテスト勉強の内容のテープを入れた機械を枕に代えて、睡眠学習をしたのでした^_^;



それが効果があったかと言えばー。。。
まぁ今の私が出来上がっているわけですから笑
(ほとんど使わなかったしね)




でですよ!!

盗んだお金は私の名前ではあったけど私のお金じゃありません。
親が私名義で積んでただけです。



そしてこの悪事はいずれ明るみに出るのでした。
当たり前ですよね💦



母は驚きそして怒り、もう大変な騒ぎでした。
とにかく私がやったことに対して驚き嘆き怒り。。。
私の言う事は聞こうともしてくれませんでした。


いや聞いたんだけど受け入れてくれませんでした。



そりゃそうですよね。


どうしても欲しかったから
でもお金がないから
だから通帳盗んで下ろした。

これ、親じゃなかったら犯罪ですから。




でもね、
なぜここまで私がやったかと言えば…



言い訳なんですけどね。

勉強ができて成績が良くなりたかったからなんです。



なぜ成績良くなりたかったか。

成績が良くなれば嬉しいから。

嬉しいとどうなるの?

お母さんが喜ぶ。


そうなんです。
母を喜ばせたかったのです。




書道をやっていたので学校の書き初めでは金賞や銀賞をもらってました。


そのたび、「お母さん、やったよー!!」って思ってました。
褒められた記憶は…ないですが。



ピアノをがんばっていたのもそうです。
私がピアノ頑張れば母がよろこぶ。


○○ちゃんよりレベルが低い。
○○ちゃんより上手になった。


そんな言葉に一喜一憂していたのでした。



そう、ぜーんぶ母のため。
母の喜ぶ顔が見たい。
母から認められたい。


究極は、
母から愛されたい。

だったのです。




いやいやー、愛されてましたよ。
でも、当時はわかりませんでした。



こういう私じゃないとダメ。
という条件付けの愛しかもらってないと思っていましたから。



そんな気持ちもあったかもしれないけど、でもやっぱり私という人間を心の底では愛していた、と今になってわかるのです。




でね、
この睡眠学習事件のこと。
母はずーっと、事あるごとに言うのです。


なんて恐ろしい子と思った。
って。



私はこの言葉を聞くたび、哀しみを超えて虚しさと絶望を感じてました。



そりゃー表面だけ見たら親のお金を金庫から勝手に盗むって、恐ろしいことです。



だけどね、保身のために言うわけじゃないんだけど、私は当時の私を抱きしめてあげましたよ。



必死だったんだねー。
お母さんに愛されたかったんだねー。
一生懸命生だったんだよねー。
って。



これは色んなご意見があると思いますよ。

この話を聞いて、かおりんごから見切りをつける人もいるかもしれません。
それも想定内で書いてます。






お母さんとの関係で悩んでる人って、本当にたくさんいます。



時代もあったのかな。


高度成長期。

目に見えるもの、数値化できるもので価値を決めていた時代です。

偏差値
収入
学校
職場
持ち物



そんな目に見えるものだけで人の価値を決めていたって、今思えば怖いですよね。



母を責めるつもりはありません。
母は必死だったと今になってわかるから。


自分のためだったのに!!
私を使って自分をよく見せたかっただけなのに!!
と、母を恨んでた時期もありました。



違うんです。

この子を絶対幸せにしなければ!!
その一心だったんだと思うのです。




いやー、なかなかハードな学びでしたね笑
そんな体験を経たからこそ、今の私があります。

あの母を選んだわけがわかるってもんです笑



なかなかチャレンジャーだね私^^;



色々頭にやってくることをまんま書いてます。
ビックリさせたらゴメンちゃい♪笑