こんばんは



先ほど病院からもどって、父と簡単な夕食を済ませたところです。


母は、意識はあるような無いような。
聞こえる?と聞くとうなずくし、名前は?と聞くと、なんとなく答えてるから、少しはわかってる様子。


でも、ずーっとモゴモゴしゃべってて、何言ってるかわからない。

目も開けられないみたい。




お医者さんが目を指で開いて、『見える?』と聞くとうなずくし、目で追うから見えないわけではなさそう。
でも、左は見えないみたい。



手も足も、左は機能してない。



心臓に弁入れてるし、ペースメーカーも入れてるし、糖尿病だし、なんだか6個くらいの病名がカルテに書いてありました。



よくもまぁ、こんな満身創痍で今まで生きてきたなぁ。。。




お医者さんの話では、急変するかもしれないし、よくなって退院になるかもしれない。

ただ、脳梗塞の薬が心臓には悪かったり、その逆もあったりで、何を優先するかが難しいと。

糖尿病だからインシュリンも打たないといけないし。






病院は治療するところなので、手段があるのにそれをやらない、ということはできない。

だから、管を入れたり、のどに穴を開けたり、胃ろうはやめて、と言われても、その通りにできるかどうかはわからない、と。


どうしてもやりたくない、と言われたら退院してもらうことになるかもしれない、と。


うん、そりゃそうよね。





でも、鼻から血が出続けて詰まってくるしそうなのに、もう片方に管入れたら、かなりいきぐるしくなるだろう、とわかってるし。


『もういつお迎えが来てもいいけど、とにかく痛いとか苦しいのは嫌なの。』と常々言っていた母。


それを第一に優先してあげたい。





久々に見た母の顔は、さらに変形していた。
でも、倒れた昨日も買い物に行ってるし、夕食も作ってるし。

本当に急だったみたい。




今日の夕食のとき、お鍋にお味噌汁があったので、その残りをいただいた。

一口食べたら『カラッ!』
父も『なんやこれ!』




なんと、キムチ鍋の残り汁だった(^_^;)
もったいないが口癖の母だから、とっておいたんだね。。。

あー、ビックリした笑。




これ、母の最後のお料理かなぁ、と思ったらなんだかフクザツ。
ほんと、トコトンずっこけだ。



玄関には、庭の花が活けてあった。
お天気がいいから、庭に出てたって話してたっけ。



柿といっしょに、庭のミカンを送ってくれたのもほんの数日前のこと。




最後に話したのは、金曜日。
倒れる前日だ。




不思議なんだけどね、その電話で私、これを今母に伝えなきゃって思ったことがあったの。



顔はオバケみたいだし鼻は詰まって苦しいし。。。と、ボヤく母にこう言ったんです。

『おかあさん、でもそんなおかあさんが実は貢献してるんだよ。』
って。


『おかあさんのたくましい生きざまが、いろんな人に勇気をあげてるみたいなんだよ。』
って。


『そーなの?まー、こんなフラフラのおばあちゃんが役に立つこともあるんだねー。』って嬉しそうだったの。



話してよかった。

で、切ったあと、これが最後の電話…なんてこともあるのかも。。。

って、何気なく思ったんです。



そんな深刻なかんじではなく、ね。

だって、お正月は普通におせち囲んで一緒に過ごせると信じてたから。




今後は本当にわからないけど、ただただ母にとって、最善のことが起きればいいなと思っています。




長々書いてしまいました。
書くと気持ちの整理ができるんです。

読んでくれた方、本当にありがとうございます。




みなさまの、見えない愛を感じています。