お金がないっ!その①
お金がないっ!その②
お金がないっ!その③

亡くなっただんなと結婚することが
私の最大の母への反抗でした。

もっと若い時に反抗期に
なりかけたこともあったけど、
母親の折れないしつこさに辟易し
反抗することに労力を使うのを
諦めました(苦笑)
この話は別の機会に。

人生最大の反抗。
結婚するのはこの人しかいないと
決めていたから不安はなかったものの
一番の心配事はお金でした。

同じ大学出身のだんなは
中堅商社で営業マンを3年やった後
仕事で関わった空調設備の仕事で
独立してました。
私が知り合ったのは独立してから
3年後くらい?

若い頃の私は
おぼこいというか純情というか
いったいいくら稼いでいるのかも
よくよく確認せずに結婚しました。

で、結婚した後現実世界に戻ると
母の言った言葉がひっかかってました。

「今月は収入が多いけど
来月はないかもしれない。
そんな不安定な生活を
あなたは生きていけない」

自分でもその点が気がかりなのは
十分自覚してました。
今思うと、だんなのことを
稼げる人だと信じられなかった、
それだけのことなんだけど。

でも、私が稼げている。
だから、毎月決まった額を
渡してもらい、それ以上は
だんなに任せる。
そしたら私が一喜一憂しなくて済む。
結婚した直後にそう提案しました。



しかし・・・
結婚11年で決めた額を
満額渡してくれた月は
1年分くらいだったと思います。
多かった月は1度もなく
1円ももらえなかったり
私が支払いを建て替えることも
たびたび・・・

結婚1年目でだんなの収入の
不安定さに気付いた私は
「私は今の仕事を辞められない」
すぐに子供を欲しがっただんなを
「まだ遊びたいし~」とかわし
働き続けることを選びました。

そして私が30歳で自宅を
購入することにした時も
私はマンションがよかったのに
だんなは「自営には
資産になる土地付きがいい」


もう40分くらい田舎にいけば

同じメーカーで土地も広く
1千万位安く買えるのに
「俺は車で仕事に行くから
都市高や高速が便利な
便利な市内じゃないとだめ」

そのために分不相応な価格で
購入することになり
「私が正社員のうちにローン組まなきゃ」

だんな一人ならローンを組めないけど
しっかりした会社の社員の私だと
たやすくローンが組める。
今はどうかわからないけど
当時はまだバブル崩壊後といえど
まだまだ住宅は高く
頭金を親から出してもらってる人も
多かったけど、もちろん私の親や
だんなの母にそんな余裕はなく
私が独身時代から溜めつづけた貯金を
頭金にして半分ずつローンを組みました。
もちろんボーナス払いは全額私。

結婚後も「この人でよかった」と
最後まで思えていたけれど
お金に関してだけは
不満と不安を抱えた結婚生活でした。



ピクニックでお昼寝するだんなと先代犬ミニー