お金がないっ!その①
お金がないっ!その②

さて、このシリーズいつ終わるのか?
しまりはあるのか??

私のいつもいつでも
「(お金が)足りない!」は
母親の口癖のような
「お金がない」が
身にしみついたものだと
書きましたが、
母にはそう言う理由が
母の人生にあったのです。

母の実家は、自営業で
主に飲食関係をやっていたようです。
(でも詳しくはあんまり知らない)
炭鉱の町で食堂をしたり
祖父は器用だったのか
金太郎飴を作ったりもしてたと
聞いたことがあります。

そこまでも決して裕福では
なかっただろうと
なんとなく思っていますが、
母が高校生の時
自宅兼お店が火事になり
それからは本当に大変だったようです。
そして行きたかった大学進学も諦め
就職した。

それが母の「お金がない」の
原点ではないかと思います。

ちょっと話はずれますが、
母が私の結婚相手に求める条件が
3つありました。

1.自営業でないこと
2.長男でないこと
3.近視でないこと

笑い話のようですが
母にとっては「超」真剣。

でもって、私の結婚相手は
3つとも条件から外れてました(苦笑)

3番目の近視でないこと。
これは、私達家族がみんな目がよく
「目(視力)しかいいものを与えられてない。
近視の人との間の子供は
近視になる可能性が高い」
親心のようで差別のような、そんな理由でした。

2番目の長男でないこと。
これは、父が男6人兄弟の次男で
母自身が本家の長男の嫁の苦労を
しなくてすんだから。

そして1番目の自営業でないこと。
これこそ、母自身が子供のころから
親の商売の一喜一憂に左右され
自分の夢も諦めた。
だけど結婚した父は公務員。
お給料は少ないけど
毎月決まった額をいただける。
それで私達家族は暮らしてきた。
来月の生活がほぼ約束された生活。
将来の予定もたてやすい。
私と妹は生まれた時からこの環境。
だから、「今月は収入が多いけど
来月はないかもしれない。
そんな不安定な生活を
あなたは生きていけない」
母はそう言って、だんなが自分の条件に
当てはまらないことを知るまでは
「いい人」だと言っていたのに
結婚式2日前まで
「この結婚やめんと?」と私に
真顔で聞くくらい、結婚に反対しました。
これがもうものすごかったのです。

そして、それが私の
私自身に対するお金が「足りない」を
強化することになったと思います。。。