蘇り…(^^)
仕事の事は、あんまりUPしないようにしてるんですが、喜ばしい事があるのでちょこっと書いてみようかと…(^^)v
私は介護事業所での管理業務の他に、現場では日頃、グループホームやサ高住での看護業務、主に認知症看護、看取り看護業務に就いています
年間十数名の方の旅立ちのお手伝いをさせていただいてますが、今回だけは様子が違いました
認知症、胃癌末期の93歳、女性
余命宣告の時期を越えた頃に、誤えん性肺炎を発症、同時に癌細胞からの出血が始まり、急速に全身状態が悪化し、いよいよ主治医からの看取り宣告が下り、2、3日中のエンドステージ…と予測していたところ…(^_^;)
止血剤と抗生物質の点滴と、適度の脱水が効を奏し、出血も治まり肺炎症状も改善、酸素吸入も中止に漕ぎ着きました
試しにゼリー食やとろみ食の経口摂取を開始してみたところ、これがまた、『美味しい美味しいありがとうありがとう』と上手に食べてくれるようになり、ガリガリに痩せてしまってはいるものの、全身状態はかなり改善してきました(^^)v
昨日からはリクライニングの車イスで、リビングで自ら食事を摂り出し、目覚ましい回復を見せてくれます
今日で点滴は一旦中止、週明けには入浴にチャレンジしたいと考えております
見事、蘇ってくれました
命って、儚くもあるけども、こんなたくましさもあるのですね~
一時的なものではあるかもしれないけど、この仕事をしていて、こんなに嬉しいことはありません
認知症ってね…
これは『老衰』にも言えることですが、悪いことや不幸なことばかりではないんですよ
私は『神様からのプレゼント』と御家族に説明していますが、最期の時は心身ともに苦痛を感じにくいということ…(^^)
その強さが相乗効果となり今回の回復に至ったのだと理解しています
スタッフも私も冥利に尽きる体験をさせていただきました
ありがたいことです
この方の旅立ちもそう遠くはないことではありますが、精一杯のお手伝いをさせていただきたいと思っております
以上、あくびらしくない記事ではありましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました
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