今日の疑問:肝細胞がんの治療法は?



肝炎・肝機能障害を有する患者さんは飲酒を控えなくてはならない。

これは良く知られた事実である。

では、喫煙はどうなのか?

セロコンバージョンにより出現する変異株は増殖力が低く、ウイルス量が低下して肝機能は正常化するが、一部の例で増殖力が持続し、HBe抗体が出現していても肝炎が持続する。以前は、このセロコンバージョンがB型慢性肝炎の治療の目標になっていたが、セロコンバージョンが起きた後もウイルスが増殖を続け、肝炎が進行し、肝硬変や肝臓癌に移行する症例もいることがわかっている。原因として、セロコンバージョンの後にHBVに変異が起こり、更に増殖能が強化されてしまうことなどが推測されている。

HBVキャリアの10%が肝硬変へ、4%から肝細胞癌が発生すると推定されている。



B型肝炎はどのような経過をとるのか判断が難しいため、キャリアの患者は例えセロコンバージョンが起きた後でも、定期的(3ヶ月ごと)に採血・超音波検査を受ける必要がある。





また、劇症肝炎では、変異株が高率に検出されることからも、例えセロコンバージョンしていても通院定期検査が重要となる。





セロコンバージョンは35歳を過ぎると自然には起きにくい。そのため、ALTの変動が激しく肝硬変への移行が危惧される場合は、加療対象となる。







前回の疑問への答え:セロコンバージョンしたといっても他人への感染力を有している。

HBe抗体高力価の症例でDNA高値を示す例が少数であるが存在。HBe抗体高力価の症例でDNA陽性の例は多い。







今回の疑問1:HBs抗原が陰性になれば完治したと考えてよいのか?

今回の疑問2:家族への感染を防止するにはどうすればよいのか?

B型肝炎ウィルスは唾液・精液・その他の体液により他者へ感染するとされる。かつては母子感染が多かったB型肝炎であるが、現在は性交感染が増加しているとのこと。


一方C型肝炎は性交による感染は少なく、夫婦間調査では一年間に6/1000カップルが感染するという結果が出ている。



今回の知識:

肝移植にかかる費用は総額600万~1500万円。保険の対象になる疾患の場合、その3割負担。対象外の場合は全額個人負担。しかし、高額医療費制度により限度額以上は個人へ返還されることになっている。(知識不足。さらに詳しく調べる必要あり。参考までに。)


今回の疑問:

肝移植の治療行程は?入院期間など。