小さい頃に
母と祖父が
よく喧嘩をしていました。
大きな声で
怒鳴りあって。
ののしりあって。
そのときは
家族の誰も
何もできませんでした。
私も
何もできませんでした。
ただ ただ
時が過ぎるのを
待つだけです。
そのうち、
私は
自分が
悪いんだ
と思うようになりました。
2人の喧嘩を止められない自分が悪いんだと。
自分が
何かしゃべって
喧嘩をとめないといけない。
そう思えば思うほど、
何も言えないままでした。
いつの頃からか、
大きな音、
大きな声
怒鳴り声
が怖くなりました。
誰かが喧嘩する声
誰かが怒っている声
大声での世間話
それが、
自分に向けられたら、、、
感情がなくなってしまう。
頭の中が真っ白になって、何も言えなくなってしまう。
涙が溢れてしまう。
未だに、
大きな声に怯える自分がいる。
頑張って、
笑ってやり過ごすすべを
身につけたと思っていたのにな。
心が弱っているときは
やっぱりまだだめだな。
感情がなくなって、
からっぽになって、
紙一重で生きている自分。
それだけでは許してもらえない。
こんなトラウマを克服出来ないままでは
人と関わる仕事は無理なのかなぁ。
もう、どこまでやれるかわからない。