NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された祖聖大寺坊守(そしょうだいじぼうもり)真誠です。
昨日はお彼岸施餓鬼供養祭
無事に厳修いたしました。
水鉢に氷がはる寒い朝でしたが、ご参加くださった皆さん、またご供養お申し込みくださった皆さん有難うございました。
引き続きお彼岸まで、又は1ヶ月間ご供養させていただきます。
さて、今日は東日本震災13年
朝勤行、皆さんから奉納された東日本震災供養ローソクを見ながら届いたメッセージに、亡くなられた方々の思い、そして遺族の方々の思い、被災された方々の思いは、13年経った今でも変わる事はなく、深い悲しみと祈り!と感じ
供養とは心!
と皆さんに説いている私なのに、まだまだ誠の祈り足らないなぁーと反省。
13年前のあの日、ニュースの映像を見てお経をあげなぎゃーと急いで本堂へ。
お経を唱え始めると一番に出てきた映像はお茶が欲しい!でした。
冷たい津波に流された方は、塩水で喉が渇き温かいお茶を飲みたかったのですね。
そしてお大師さまのお言葉
今回の災害はとても悲しい災害!
しかし、偶然生まれてきたのではない!
縁あって(使命を持って)生まれてきた!
が、全員助ける!
助けるとは同じ魂の者を集め守護し助ける!(魂の位によっていくところは違う)
今、日本人は贅沢三昧、言いたい放題、したい放題!
元々日本という国は神の国でありながら感謝ということを忘れている。
中東イスラム、仏教インド、貧しい国の若者の方が信仰熱心。
今回の災害を気にもう一度感謝ということを考えなければならない!
ご飯と味噌汁で十分だ!と。
生き残った私達は、命の大切さ、災害の恐ろしさを伝えてくださった犠牲者の使命、皆さんの死を無駄にしない為にも、
命の大切さ、命の使い方、しっかり考えて行動。
その為に一番大切な生き方は
「感謝」
とお大師さまは教えてくださいました。
感謝を忘れず、この命生かして皆さんと共に生きていきたいと思います。
人は一人では生きていけないのですから!
もし、私は一人で生きていけますと言われる方がいらっしゃったのなら、
その方は感謝という本当の意味を理解出来ていないのかもしれませんね。
今日届いたライン
「宮城県でも、地震発生時刻にサイレンが鳴りました。
手を合わせて拝みましたが今でも思い出せば、辛くて津波跡の光景が忘れられません。私は幸い身内は亡くなった人はいませんが、津波で家族を亡くされた方もいます。
今、こうして生活出来ている事に感謝ですね。
毎日、あっという間に月日が流れ
今日は震災13年
月日が怒涛のように過ぎていきます。
大切に生活しないといけないですね」と。
さて、当山では2時45分、副住職が梵鐘を打ち、ご冥福をお祈りしました。
一人一人の祈りと感謝の生き方。
自分の命、使命に気付き皆さんと共に支え支えられ感謝し支え合って生きたならば、使命を持って亡くなられた方々の一番の供養になるのではないでしょうか?
どうぞ、皆さんお大師さまのメッセージ
「感謝」
精進してください。合掌
PS、2月に送った信者さんへのライン。
「あれあれ?毎年いただく職場の商品、今年は入っていなかったけど?
仕事辞めましたか?」
私が伝えたいこと
何故生まれて来たのか?
これが分かれば生き方が変わる
お経の意味も遍路の意味も同じこと
私達が目指すもの
真言密教を開かられたお大師さまの思い