NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された祖聖大寺坊守(そしょうだいじぼうもり)真誠(僧名)です。
信者さん「強くなりたい!」
私「強くなりたいとは愛ですよ❣️
愛染明王様です」と会話。
人は自分を守る為に強くなりたいと思う。
ですが、強くなりたいとは、愛する(親、子、孫、縁ある方)人を守る為に強くなりたい❗️だと私は思います。
それは自分が辛抱することで周りの人が幸せになる。不快な思いをせずに済む。
中々難しいことですが、夫婦喧嘩をすれば子供達は悲しむ。離婚もまた同じ。父親が仕事を辞めれば家族は路頭に迷う!
そこに辛抱という文字を心に落とし込んだならば家族も周りの人も平穏無事に生きることが出来ます。
私の父は中間職に就いて(春闘が始まった頃)上から下から叩かれお酒に走った。お酒を飲むと暴れるものだから家族は大変。
ですが父の13回忌の母の挨拶
「お父さんのお蔭で今の幸せがある」でした。
勿論、辛抱して仕事を続けた父のお蔭もありますが!
私から言わせると「お母さんが辛抱してくれたから今の幸せがある」と私は言いたい。
家族を守る為に母は辛抱してくれました。そしてその辛抱に応えた父だから今の幸せがありますね。
私が社会人になって、母が言った言葉
「学童の先生がお父さんお酒を飲んで嫌ね❗️と言ったら年ちゃんが、そんな事言わないで❗️私にとってはたった1人のお父さんだから❗️
それを聞いたから頑張れたんよ」でした。私が1年生の時の話です。
だからでしょうか?
犬の鎖に引っかかり転けた父、数ヶ月後身体機能がおかしくなり調べると頭に内出血。急遽手術となり当日病室の扉を開けると、振り返った父が一番に言った言葉「すまなかった❗️」でした。
私は何のことか分からず
「みんなで一生懸命生きて来たね」と応えた。
頭の手術、失敗すれば命は無いと思った父が、私に伝えたかった言葉だったのでしょうか!
口数の少ない父でしたが、何も言わないから何も思っていないわけでは無いこと実感。
人は中々素直に自分の心を表せないだけなんですね。
今になって思いますが、あの時のすまなかったはどんな意味だったか聞いとけば良かったと。ですが、ブライドの高い父、威厳を保ちたい父は不機嫌になったでしょうね(笑い)
私が思う、強くなりたい❗️
家族や縁ある方々の為に強くなってください💖
辛抱の先に必ず幸せが待っていますから💖
お大師さまのお言葉
「人は 人の為に 生まれ
人の為に 生きていく」合掌
追伸
私が子供の頃父が言った言葉
「年子が離婚したいと言ったらいつでも帰って来て良い。お前達(姉妹)が離婚したいと言っても戻る事は許さん」
辛抱強い年子が離婚したいというくらいだから余程だ❗️と(笑い)
私が伝えたいこと
何故生まれて来たのか?
これが分かれば生き方が変わる
お経の意味も遍路の意味も同じこと
私達が目指すもの
真言密教を開かられたお大師さまの思い