願わくは、花の下にて春死なん
願わくは花のもとにて春死なむその如月の望月の頃
暦の満月(望月)の頃、
御釈迦様が入滅した時に横たわって
眠るように安らかな顔をしていた そうで、
西行法師は、もしも願いが叶うなら、
桜の花の舞い散る下で、お釈迦様が眠るように
安らかに亡くなられたように昇華したい
と思い歌にしました。
誰しもこんな最期を迎えられればいいな、
そしてその横に家族がいてくれたら、
それ以上の幸せはないとおもいます。
如月とは現在の四月あたりまでですが、
桜の花の舞い散り、
ご自身が毎日手入れをされた庭をみながら、
私の恩人「稔さん」は
息を引き取ったんですね。