寒いと思い出す | 脳梗塞と民話語り

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よう来なすったなあ~、ゆっくりしてきなっせ~





月・火曜日はブログ定休日だよ、

こう寒いと思い出すんですね

   えっ、何を思い出すの・・・・・20年前の2月22日もやっぱり寒かったんですよ

 

それでかどうかは分かりませんが

   22日の午後6時ごろお客様と宴会の打ち合わせが終わって

 

調理場に戻ったらバタンキュー

   気が付いたら、病院のナースステーションの一角のベットの中

 

「気が付いたのね」ナースが話しかけて来た

   口をもぐもぐ動かすが言葉にはならなかった

 

「いいんだよ、ゆっくり休みなさいね」ナースが

   私は何がどうなったか、現状が把握できない・・・でー一生懸命話をしようとする

 

ゼスチャーで・・と思っても

  右手が上がらない、左手には点滴がしてある

 

こりゃーただ事ではないっと

  足も右足が動かない・・・・・どうしよう・・どうしたらいいんだろうか・・・

 

頭の中はパニクった

   お店をやるのには・・・・なんで俺がこんな体に・・・・

 

それから高圧酸素治療が始まった

   考える事と言ったら、元通りになるのだろうか・・・仕事ができるのだろうか

 

ベットで寝ていると

   他の患者さんの見舞いの人が、片方が動かなくたって、死んじゃうよりはましだよねって

 

その言葉が

  ガーーーンと耳に張り付いて離れようとはしませんでしたね

 

いくらリハをしても

   いくら高圧酸素治療をしても・・・治らない

 

この体て

  これからずーーっと生き続けて行けるだろうか

 

こんなみじめな体を

   人にさらしながら生き続けられるだろうか

 

来る日も、来る日も

  頭の中はそのことばかりでしたね

 

ベットから起き上がる事も出来ない

   寝返りを打つ事も出来ない・・・自分の意思を伝える言葉も出ない

 

1か月くらいして

  やっとこすっとこ、起き上がって座れた・・・と言っても

 

両方の足を揃えて前に出すことは出来ず

    あぐらをかくようなポーズでないと座れないんですね(今でも同じ)

 

看護師さんが

  リハビリに行く時間になると、車いすを持ってきてくれるんですが

 

その来る椅子に

  乗り移る事も出来ずに看護師さんが乗せてくれるんです

 

幾日かそう言う事が続くと

  車いすをベットの横に置いておいて貰い、暇を見て乗り移る練習をしました

 

何度やっても車いすには乗り移れずに、

   ベットとの間に落ちてしまい部屋の人に看護師さんにヘルプしてもらいました

 

退院するころには

   車いすの操作も上手くなりました

 

県医師会のリハ専門病院に転院

   もちろん、その時も車いすでの生活には変わりありません

 

退院するときに主治医は母ちゃんに

   旦那さんは、もう歩けるようにはならないでしょう

     話せるようにもなりませんから、その辺を理解してあげてくださいねって言われたと

 

そう言われて次の病院に映った

   それからが、きついリハビリが待っていましたが、治ると信じて頑張った

 

一年近くその病院での暮らしが始まった

    この続きは22日までの間に・・・・いつの日か・・・・書きますよ