台本作り | 脳梗塞と民話語り

脳梗塞と民話語り

よう来なすったなあ~、ゆっくりしてきなっせ~





月・火曜日はブログ定休日だよ、

ここのところ取材してきた昔話をまとめて台本作ってるんです
  このPCは凄く良いですね、便利してます

書いたり消したり自由自在
  最後にプリントアウトすれば綺麗に出来上がるって寸法

でも最初からPCって訳にはいかず
   初めの下書きは手書きです、それを2度ほど添削を繰り返してから

PCに打ち込みます
  今度はそれを語り部が語る言葉に直していきますね

そこでもまた2度3度手直しが必要となりますね
  今回8話ほどですか3日4日かかってしまいますね

根を詰めてやりますから目が疲れます
  無い頭を絞るため頭も疲れますね

座って書いているので腰の方も疲れます
  ふ~っと外に目をやると雀が5.6羽屋根の上でチュンチュン泣いています

でもね
  語り部さんが喜んでそれを語ってくれたとき、疲れも吹き飛びます

そんなもんなのですよ語るのは
  
それではここで一席

  朝鮮のすずめ

むかしナ、あるところにお城へ出入りの商人(あきんど)がおったと

ある日のこと、朝鮮から飛んできた

すずめを六羽つかめたと

あんまり珍しいんでナ、お城のお殿様に献上することにしたんだがナ

お殿様は、えらく縁起をかつぐんでナ

七五三みてえな、めでてえ数でないと喜ばねえんだと

「しぁんねえなあ、なんぼ数えても六羽しかいねえ、ためなんだべな~

       こんなまくら団子みてえな数じゃ」

商人は、しばらく考えておったがヨー

「え~い、どうにかなんだんべ、」っつて

日本のすずめを一羽混ぜて七羽にして献上しちまったと

「おお!これは珍しい、!!」お殿様はえらくいいこんこもちでナ

一羽一羽ジイッとみとったんじゃと、  したれば

「はて・・朝鮮から飛んできたすずめと申しておったが

メイドインジャパンが一羽まじっとるぞ、これは一体どうしたわけじゃ」

聞かれた商人はナ、返事が出来ね~で、た~だぶるぶるするばかりだったと

するとナ、日本のすずめが、ちいんこい口でナ、

   お殿様、おら~通訳なんじゃ


                  お し ま い