きつねの仇討ち | 脳梗塞と民話語り

脳梗塞と民話語り

よう来なすったなあ~、ゆっくりしてきなっせ~





月・火曜日はブログ定休日だよ、

朝のうち雨が降っていたが

    昼頃になってやんだけれど

        ウオーキングにはいけずじまい


仕方ないので図書館に行き

   芝桜公園で行う 民話の演目を決め それの勉強をしていました



午前と午後の一日2回公演

    それでも俺がフル出場するわけではないが

       会長副会長は公演がある日はすべて出て

          客引きなんかもしねばなんね~だろうなって、

            この間の打ち合わせで云ってた



だって誰かが急に休むと云うことも、想定に入れとかなくちゃなんめ~な

   雨がやんでから民話を行う現場を見に行き

      


太陽がこっちだから、ここに語るセットを置き、

   お客さんはここに座って貰えばいいな、そんな独り言を言いながらみてきました


なんとしても、成功させて来年は一ヶ月フル公演に持って行きたい

   


むかしじいさまがナ、

山仕事の帰りしなに昼寝しているきつねめっけたんだと


「はは~んこのきつねの野郎だナ、
里の人をだまぐらがしてんのは、よ~しかたきをとってやんべ」って


   きつねの耳んとこでいがい声でズドーン
 
ぶったまげちまったきつねはヨ、ビヨ~ンと飛び上がって

   そのまんま、丸くなって逃げてっちまったと

「俺はきつねをだまぐらがしてやったぜー」つって

えばってあるってらナ、なんだか日がくれんのがものすごく早くてナ


   真っ暗くなってきちゃったんだとほうしたら、あっちのほうから、

      提灯の灯りが、だんだんこっちさくんだと、


なんと、じゃんぼの行列だったんだと

  「あれ~、こんな夜のじゃんぼとは、よっぽどの事情があんだべナ


坊さんがナンマイダ、ナンマイダ、唱えながら

鐘をたたく人、がんばこを担ぐ人、泣きながらゾロゾロ歩ってくんだと

じいさまがナ、「こりゃ~縁起わりーな~」っつて

  そばさあった木さ登ってナ通り過ぎんのまってたらナ

   

じゃんぼの行列はじいさまの足下で、ピタッととまっとナ

     男達がザックリザックリ穴掘り始めたんだと


ほんでナ、そこにがんばこをぶんなげっと

土もかけね~でゾロゾロ帰ってっちまったと、


「なんて荒っぽいじゃんぼだんべ、これじゃ仏さんも浮かばれなかんべナ

  きび悪くなっちまったじいさまはナ

    早くその場を逃げんべと、木を降りだしてきたらナ

カタッっつて、がんばこの蓋が開いてナ白い手がぬ~と出てきてナ

「じいさま、俺と一緒にここに入ってくれ」っつて

   手のばすんだと、「やだよ!やなこった」って、

じいさま木の上さ逃げたとんだと、したれば長い髪の女が

ゆっくりゆっくり登ってくんだヨ


「じいさま待ってくれや~」「いや!待てね待てね」

じいさま必死で登ったが、もう先っぽかねえんだと、


「ほ~れじいさまのこと捕まえた、」って

   ギュウと足首捕まれちまったと、その手の冷てーえこと

     ヒエ~と身体がすくんだとたん、あたりがパッと明るくなってナ

あっちの方を嬉しそうに逃げていく

      きつねが見えたんだとサ


お し ま い




俺らがやってる昔話、これなどは結構どこの県にもある話しだ


   でも、当日は町に伝わる昔の話しを


      主にしていこうと思っている



  ですから、みなさ~ん!! ブログ読んでいるみなさ~ん


     ぜひ!ぜひ! 芝ざくら公園に遊びに来て下さい・・・ネ





                   kanya-suzu