前回の続き…

 

そうやって怪我の程度の割には順調に身体は回復し練習を積めていたのにその一ヶ月後あたりから、私は練習を一人で行うため、木陰で一人休憩をしている時、夜寝る前、朝起きた時などになぜだか急に言いようのない不安、「レースに復帰できるのだろうか」、「競輪選手として走っていけるのだろうか」、そしてついには「生きていけるのだろうか」という恐怖感に支配される時間が増えはじめ、しばらく経つと一日中そんな思いに押し潰されるようになっていった。それと同時に感情の起伏が大きくなり少しのことで怒り、泣きたくなり、自分で自分の感情をコントロールすることができなくなった。

 

そんなふうに生きることに必要なこと以外やることが難しくなっていき、ブログを更新できなくなってしまったのだ。

 

そんな最中でも時計の針は止まってはくれない、生活をしていかなければいけない。

普段は神仏、先祖が護っていてくださるという安心感の中で生き、そして歴史を學び、伝記を読むことで自分の苦労などたかが知れていると自分を鼓舞して生きていたことが自分の中で全て消え去り、本当に苦しい苦しいという負の感情しか感じることができなくなった。しかし自分は今そういう状態であるといったことを認識できる程度の思考は残っていたので、今まで自分が學んできたことが全く生かされていないではないかと、そのことでさらに落ち込むということもあった。

 

そんな中でもこの状況をなんとかしようと考え、色々な本を読み、周りの方々に助言を求めた。

 

そうして私がなんとか辿り着いた答えとは…

続きは次回に