「踝になみだ」、二度めの読了、、、*
歌集の、題字・装画・カバーデザインを
担当させていただきました
歌のイメージからふくらませ、挿絵描きまで
半年間みっちりとかかわらせていただき
私にとっても、はじめての
とても愛おしい一冊となりました
カバーデザイン 月と砂時計
カバーうら 墨象デザイン
装丁は、井椎しづくさん
いつもやさしくお見守りいただいている
五行歌の会の大先輩であり
人間としてもだいすきな方。
人間としてもだいすきな方。
彼女とはじめて
いっしょにオシゴトできたことも
とてもしあわせな出来事でした。。。♡
以下は、秋葉澪さんの
しなやかな感性
内に秘めた泪
わたしの奥底に響いたおうたたち
抜粋です
***
大きな羽根が
胸のオールになる
並ぶ白い風車のほかに
何もない
風に招かれる丘
雨のカーテンに隠れて
泪するピエロ
衣装の水玉は
雨粒の跡とは
誰も知らない
別れの場面で
視線の
止まり木になっている
ガーベラ一輪の
緊張
倒れる寸前に煮上がった
母の金時豆を
一粒一粒
泣きながら
食べる
小さな つ って
先に行く小さなバネを秘めている
きっと
もっと
ずっとって遠く迄
頬に
乗れなかった泪が
踝に溜まっている
泣きたくても泣けなかった日の
ふんばりを支えて
***
お求めは市井社
またはAmazonで
作者の「声」を知っていると
彼女の声で
聴こえる
ウタが
突き刺さってくる
とオモッタ
いとおしさ
ぜひお手に取ってご覧いただきたい
一冊。。。
ご依頼こころより
ありがたうございました(^-^)
甘雨 拝