不祥事→報道攻勢→株安→買収の関連性について。 | ビジネス中国語 漢和塾の窓

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漢和塾の代表、小川善久が綴る中国ビジネス関連ブログ

  日本の優良企業、東芝の白物家電が、中国のメーカー・ハイアールに売却を検討とのニュースが流れています。確定段階ではないので、このことについてコメントをするのはどうかとは思いましたが、つい先週までいたブラジルでの出来事と重ねあわせて、勝手な推論が頭に浮かんでしまいました。


  ブラジルでは、石油関連大手のペトロブラス問題の汚職が政治問題にまでなり、ブラジルの経済に大きな陰を落としています。が、ブラジルが石油大国、特に海底油田においては、ペトロブラス関連の建設会社も含めて、優良な切削技術を持っていることは意外に知られていません。今回の汚職事件で、数字的に何が一番変化したか?それは、関連会社も含めたペトロブラスの株安と、巨大企業の汚職にゆれるブラジルの通貨レアル安です。


  ブラジルの政権や企業で汚職などと言えば日常茶飯事、何をいまさらと言うのが冷静なブラジル人の反応ですが、現大統領へのかねてからの不信感も相まって、ペトロブラスの汚職事件は世界的関心事になりました。結果的にアメリカ資本(ユダヤ資本)が建設関係の会社を中心に買収に走っていると言うのが実態・・・仕掛け人が誰かは説明がいらないでしょう。金融危機も他国の通貨危機も、結局はユダヤの大資本が操作できてしまうのがグローバル。投資なんぞは素人はやめたほうがいいですね。


  一方、日本では、東芝の「不正会計」が発覚。ニュースが流れた頃は、粉飾決算による山一証券消滅の事件を思い出しましたが、「粉飾」の文字は一切流さないものの、報道攻勢は凄まじいものがありました。実際、東芝の社員も優秀ですし、技術も素晴らしい、いわば日本の誇りのような会社で、歴代の経営者の不正が発覚・・・多かれ少なかれありそうな決算の調整ではありますが、こんな大騒動が今頃になってわかると言うのも不思議な話です。当然、東芝の業績は悪化、円がただでさえ安いところに加え、お手頃な株価になっているわけで、今回名前が出たのが中国企業だからかも知れませんが、一連の事件、報道と、買収検討の関連性を疑ってしまうのは私だけでしょうか?


  日本のマスメディアも、ほとんどが中韓の手先と思えるくらい、日本の国益を損なうような偏向報道を平気で垂れ流しています。テロは実弾、爆弾だけではなく、ペンの暴力が一番怖い・・・国や企業を守るのは並大抵のことではないですね。