すっかり忘れてしまっていたブログ。今やSNSの種類も増えて、ツイッターやフェイスブックと言う言葉でさえ遠い昔のワードに思えてしまいますが、YouTubeやTikTokには個人的に動画もアップしたりしています。2020年の春に巻き起こった武漢肺炎騒ぎからの新型?コロナ騒ぎで世の中が一変。私の会社で言えば一番変わったのがオンライン化への移行でしょうか?発音が難しいとされる中国語の習得においては、やはり対面だ!と言う固定概念も、受講なさる方がオンラインでの壁がなくなったこともあり、わずか1年で9割以上が企業研修においてもオンラインに変わりました。
もちろん画面の向こうになれば講師の指導力が問われるわけで、弊社で長年、中国語教育能力検定試験など実施して、講師の説明能力、指導技術を鍛えてはきたので、今のところ対面と遜色のない研修結果が出せてはいます。2005年に産声をあげた漢和塾ですが、創業当時から講師の採用においてその試験を実施してきましたが、かれこれ2,000人以上の講師応募の中で、その試験の及第点(70%)を越えた人は100名足らず、わずか5%ですが、不合格となった1,900人のうちの8割近くはどこかで中国語の講師をしていたりします。考えてみたら日本人の私も、外国人に体系立てて日本語を教えるとなると、そのためのスキルを持ち合わせているわけでもなく、ましてや和歌山県人の私に習うと標準語も怪しい?(笑)
人様に何かを教えるとなると、学力・技術はもちろんですが、観察力、推進力、コミュニケーション能力に加え人としての魅力も必要、そんな優秀な方は大手企業に勤めていることはあっても、なかなか不安定な非常勤講師のお仕事には応募してもらえません。ゆえに17年たっても「優秀な講師」はたくさん増えず、会社もこじんまりしたまま鳴かず飛ばずの17年。それでも中国・上海には2008年に現地法人を設立、最近は新戦力の加入でベトナム語、インドネシア語も手掛け、今後の有望株としては外国人向け日本語、こどもの中国語など新しいことには常にチャレンジしてはいます。
この9月1日から18期目に入りますが、20周年が目標なわけではありませんが、せめてその頃にはもう少し、社会のため、日本のため、アジアのためになるような会社に育てたいものです。たまのブログを書いてる暇があれば早く中国に行きたいのですが、査証申請段階でワクチン接種証明?本気で言ってます?と世の中の不条理を嘆いてしまいますが、気を取り直して前を向きたい気温40度近い夏の日の昼下がりでした。