おはようございます！(^o^)丿
よりタフに！より美しく！より笑顔に！
あなたを鍛えて、壊して、癒やす
空手師範の田中です。
最近、
バレエに関するYouTubeの動画を
視聴しています。
バレエ業界の現状、
そんな感じの動画が多いです。
そんな動画を観ていると
空手界も似たような感じだなぁ
なんて想いました。
これはYouTubeの動画ではなく
ネットの記事で知ったことなんですが、
日本のバレエと海外のバレエの大きな違いって
解りますか？
🍀国立のバレエ学校がない
🍀バレエ指導者に指導資格が必要ない
この２点が大きく違うそうです。
日本でバレエといえば
習い事や趣味という認識だと想います。
学業とバレエの両立は難しく、
小学校の高学年、中学、高校へと上がることで
部活や塾などの比重が高くなり
バレエを続けることが困難になります。
これは、
空手も同じですね。
ところが、
海外のバレエは、
「バレエは国で守るべき芸術」
とされていて、
国立のバレエ学校があります。
１０歳前後でバレエ学校に入学をして、
国が公認しているバレエカリキュラムを
学ぶことが出来ます。
また、
学業と両立するために
国立のバレエ学校と提携している
学校に通う事も出来ます。
そして、
１８歳前後で卒業して
バレエ団への入団試験が受けられます。
入団が決まれば、
きちんと給与を支給されて
バレエダンサーとして活動できます。
日本のバレエ団は
‟私”のバレエ団がほとんどなので、
入団後も‟団費”という月謝を払いながら、
バイトと掛け持ちをしながら活動しなければならない
ダンサーがほとんどだそうです。
芸術として国の保護を受けている海外のバレエと
習い事・趣味の一つでしかない日本のバレエ、
この差は大きいですね。
だから、
優秀な日本のバレエダンサーは
海外のバレエ団で踊る人が多いみたいです。
バーミンガム・ロイヤルバレエ団プリンシパル
平田桃子さん
マリインスキー･バレエ団
永久メイさん
ヒューストン・バレエ団プリンシパル
加治屋百合子さん
二つ目の
🍀バレエ指導者に指導者資格が必要ない
というのは
空手も同じです。
海外では
バレエを教えるためには
国家資格が必要なんだそうです。
ビックリですね！
日本では
誰でもバレエを教えることが出来るそうです。
空手も一緒です。
私は、
２００４年に三段・指導員資格を取得し、
２０１２年には
五段・師範を免許されました。
これは、
「空手道拳道会」が認定する資格です。
しかし、
名古屋西クラブを設立したのは２０００年ですから、
指導資格を取得する前から
生徒を集めて、
月謝を頂きながら空手指導していました。
多分、
何処の流派、団体も
同じだと想います。
これは知り合いの他流派の先生から聴いた話ですが、
ある流派の空手に入会した方が、
緑帯や茶帯の段階で独立して
自流の道場を開設して
生徒を集めている
なんて例も多々あります。
空手の経験がなく
総合格闘技を少し学んだだけの方が
空手の道場を開き、
現在では
名古屋市内に４～５つの道場を持つほど
それなりに成功（？）している方を
私は知っています。
※非難ではありません、念のため・・・
ですから、
空手界って
結構、いい加減なんですよね・・・
携わっている方々は
真摯に活動されていますよ！
日本のバレエ界も
似たような感じなんでしょうか。
でもね、
バレエも空手も
まだまだ発達途中の子供に教えることが多い。
その為に、
ケガや障害を事前に防ぐために
骨格や筋肉の発達を考慮してうえでの
レッスンや稽古指導をしなければいけません。
だから、
しっかりした知識とスキルを持った方が
資格を持って指導しなければならないですよね。
レッスンや稽古指導に対する責任だけでなく、
子供の成長に対しても
指導者は責任を負う必要があると想います。
ウチらも正念場を迎えているので
バレエ界の現状を知り
色々考えさせられました。
追伸
空手が
国から保護されている国って
あるんだろうか・・・
空手発祥の地・日本、
日本空手道連盟ですら
受けていないんだろうなぁ・・・
