おはようございます！(^o^)丿
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あなたを鍛えて、壊して、癒やす
映画ナビゲーターの田中です。
約半世紀、
映画を観続けている私が
独断と偏見で選らん作品について
好き勝手に語っています。
宜しかったら
お付き合いくださいませ。
昨夜、
やっと観てきました！
今年、
１本目の映画です。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたなら』
２０２３年１２月８日公開
上映時間：１２８分
～スタッフ～
監督：成田洋一
脚本：山浦雅大・成田洋一
原作：汐見夏衛
～キャスト～
福原遥
水上恒司
伊藤健太郎
松坂慶子
中島朋子
汐見夏衛氏の小説を
実写映画化した作品。
主演は、
福原遥さんと水上恒司君の若い役者さん。
二人とも
‟はじめまして”です。
高校３年生の加納百合（福原遥さん）が
太平洋戦争末期の昭和２０年６月１４日にタイムスリップして
特攻隊員の佐久間彰（水上恒司くん）と出会い、
恋に落ちる・・・
といった、
戦争が背景にあるとはいえ
バリバリの恋愛映画。
６０歳過ぎのオジサンが
一人で観るには
なかなかハードルが高い作品です。
が、昨年の夏に映画館で予告編を観た時に
「観たい！！」
と想った映画でした。
その理由は以前も書きましたが
🍀舞台はどうやら‟知覧”らしい
🍀‟なでしこ隊”らしい、
女学生の勤労奉仕隊が出てくる。
🍀富屋食堂の鳥濱トメさんらしき、
鶴屋食堂のツルさんが出てくる。
の３つ。
昨年の１０月に
鹿児島県の知覧を訪れた私としては、
観ない訳にはいかないでしょ！！
と言うことで、
期待に胸膨らませて鑑賞したわけですが、
ぶっちゃけ、
「う～ん・・・・」
という感想です。
物凄く冷静に観てしまいました。
色々ツッコみながら・・・(*^^)v
いや、
十分に面白かったですよ！
ハードルをメッチャ高くして観たために
あんまり心が動かなかったです。
完全に‟観方”を間違えました。
まず舞台ですが、
‟知覧”とは特定されていません。
多分、架空の街です。
しかし、
どう観たって知覧なんだよなぁ・・・
原作者の汐見夏衛氏は
鹿児島県出身なんだそうです。
やっぱり、知覧じゃん！！
陸軍指定食堂「鶴屋食堂」は、
陸軍指定食堂「富屋食堂」だし・・・
鶴屋食堂のワンシーン
左から
タイムスリップしてきた百合ちゃん
近所の魚屋さんの娘・千代ちゃん
鶴屋食堂の女将・ツルさん（松坂慶子さん）
‟特攻の母”と呼ばれた
富屋食堂の女将・鳥濱トメさん
ちなみに、
千代ちゃんを観た時
トメさんの次女の鳥濱礼子さんだと想った・・・
鳥浜トメさんのエピソードも
ちょいちょい使われていました。
例えば、
佐久間彰君たちの隊に出撃命令が下り、
その前夜の鶴屋食堂での壮行会の時、
彰君の親友の石丸君が
こんなセリフを言いました。
「おばちゃん、
僕の残りの人生の４０年を
おばちゃんにあげる！
だから、おばちゃんは長生きしてね！」
※こんな内容のセリフ
このセリフは
１９４５年５月４日、
知覧特攻基地から出撃して亡くなった
勝又勝雄少尉が鳥濱トメさんに言い残した言葉です。
実際の言葉は・・・
「小母ちゃん（特攻隊員たちはトメさんをこう呼んでいました）
元気で長生きしてくれよ。
人生５０年って言うけれど、
俺なんかその半分にもならない２０年で
あの世に行っちゃうんだからな・・・
あとの３０年は使っていない訳だ。
だから俺の余した３０年分の寿命は
小母ちゃんにあげるから
小母ちゃんは人より３０年よけいに生きてくれよ。
きっとだよ！」
第７８振武隊・勝又勝雄少尉肖像画
だから、
どうしたって知覧の特攻隊員たちや
鳥浜トメさんと重ねてしまいます。
更に、
加納百合ちゃんのモデルは
前田笙子さんで
佐久間彰くんのモデルは
本島桂一少尉かも・・・
てなこと考えていたら
映画に入り込めなくて・・・
でもね、
これからこの映画を観ようと想っている方は、
特攻隊や知覧、なでしこ隊、鳥浜トメさんについて
少し勉強してから観ると
より面白くなると想います。
今の中高生は‟特攻隊”すら
知らない子が多いです。
また、
この映画を観て
改めて太平洋戦争や特攻隊について
勉強してみるのも良いと想う。
１８；２５始まりの回を観たのですが、
若い子が多かったです。
しかも、
３～５人のグループで来てる子が多かった。
彼ら彼女らは
この映画を観て何を感じたのだろう？
そうそう、
私の左隣のカップルの会話が面白かった。
彼女「あれ？もしかして泣いてる！」
彼 「おう、めっちゃ良かった・・・😢」
彼女「私は、泣けなかったなぁ・・・」
彼 「お前は、人としての感情を無くしたんじゃないのか？」
彼の心には
かなり刺さったみたいですね！笑
若い人に観て欲しい映画です。
追伸
福山雅治さんが唄う主題歌『想望』が
ぐっときます。