こんばんは!(^o^)丿

 

よりタフに!より美しく!より笑顔に!

あなたを鍛えて、壊して、癒やす

空手師範の田中です。

 

 

今日は、かなり重たいお話です。

 

軽々しく語っては

イケない話かもしれません・・・

 

先日、ウチに通う中学生に

「‟特攻隊”って、わかるか?」

と訊いてみると、

「いえ、解りません」

と返ってきた・・・・

 

愕然としました。

 

中学生にもなって

‟特攻隊”を知らないとは・・・

 

中学生や小学生の高学年に、

8月6日、9日、15日

それぞれ何の日かを訪ねると

応えられない子が多い。

 

正直、いつ、学校教育で学んだかは記憶ないが、

中学生の頃には

それなりの知識がありました。

 

歴史の授業って、

特に「日本史」ですが、

縄文、弥生時代から始めて、

近代史を学ぶ頃は3学期の終盤になってしまい、

きちんと学んだ記憶がありません。

 

これは、個人的な意見ですが、

日本史の授業は、

「近代史」特に、‟昭和”と‟明治維新”を学んでから、

過去に遡るカリキュラムの方が

良いと想うのですが・・・

 

‟昭和”は、ダークな部分が多いので、

難しいのかな・・・

 

何故、こんな話をしたかというと、

(前の記事二つは、ももクロだったのに・・・💦)

この二つのドラマを観たからです。

 

 

 

『永遠のゼロ』は、

作家の百田尚樹氏の小説が原作で、

先に、岡田准一さん主演で映画化されて(2013年)、

後に、テレビ東京が三夜連続の長編ドラマとして

放送しました。(2015年)

 

私は、映画版はAmazonprimevideoで、

ドラマ版はYouTubeで観ましたが、

ドラマ版の方が細かく描かれていて

かなり心に刺さりました。

 

『なでしこ隊』は、

2018年9月20日にフジテレビで放送されましたが、

私は、YouTubeで観ました。

 

かなり、ショックでした。

 

魂を持っていかれて、

観終わった後、

‟自分”に戻るのに

暫くかかりました。

 

‟特攻隊”については、

ある程度の知識はありましたが、

‟なでしこ隊”は、初めて知りました。

 

第二次世界大戦末期の

1945年3月27日から4月18日まで23日間、

本土最南端に位置する鹿児島県知覧基地で

特攻隊員たちへの身の回りのお世話を

地元の知覧高等女子学校の三年生(14~15歳)が

命じられました。

 

知覧高等女子学校の校章が

‟なでしこの花”だったので

‟なでしこ隊”と呼ばれるようになりました。

 

彼女たちは、

特攻隊員たちが出撃するまでの数日間、

部屋の清掃や洗濯、服の繕い、

食事の世話、時には話などの相手などをしていました。

※慰安婦的なことは、厳しく禁じられていたそうです。

 他にそのような施設を設けて、

 なでしこ隊の安全を保障していたみたいです。

 

そして、特攻隊員たちが出撃する時、

彼女たちは桜の枝を振って

見送ったそうです・・・

 

穴澤利夫少尉(享年23歳)を見送る

なでしこ隊

 

こんな辛い仕事がありますか?

 

家族に別れを告げることも許されず、

これから死に向かう若い隊員たちの想いを

15歳の少女たちが受け止めて、

出撃を見送る・・・

 

どんな想いで、

彼らを見送ったのでしょう。

 

それを想うと、

胸が張り裂けそうになる・・・

 

ドラマは、

なでしこ隊のリーダー的な存在

永崎笙子(旧姓前田)さんが綴った

「特攻日記」に基づいたドラマと

実際の映像のドキュメンタリーを

組み合わせた構成になっていて

涙なしでは観れません・・・

 

 

ドラマでは

成海璃子さんが演じていました。

 

 

知覧特攻基地からは、

439名もの特攻隊員が出撃しました。

 

その多くが、

17歳~23歳の若者たちです。

 

知覧特攻平和会館に掲げられている

英霊の方々

 

なでしこ隊は、

23日間で109名を見送りました。

 

 

 

前田笙子さんが一番思い出深い

本島桂一少尉(享年22歳)

 

ドラマでは、

お互いに淡い恋心を抱いているように描いていたけど、

実際にそうだったのかもしれません。

 

本島少尉が笙子さんに送った写真。

 

 
その裏には
こんな句が書かれていました。

 

 
明日志れぬ命
野菊に静かなる 特攻隊
 
「明日出撃か、
明後日出撃か・・・
その緊張感と恐怖に襲われながらも、
野に咲く野菊に癒される」
 
そう、笙子さんは解釈しました。
 
そして、
こうおっしゃいました。
 
「‟野菊”は、
もしかしたら 私かもしれません・・・」

 

 

 

 

知覧特攻基地となでしこ隊に興味を持ち、

ドラマを観てから

様々な資料を観ています。

 

こんな書籍も購入しました。

 

 

笙子さんによる‟特攻日記”は

PDFで読むことが出来ます。

 

是非、読んでみてください。

 

 

 
もう直ぐ、
77回目の終戦記念日が来ます。
 
絶対に、
あの戦争を風化させてはダメです。
 
日本人として、
改めてあの戦争が何だったのか、
学びたいと想う。
 
特に、知覧特攻隊となでしこ隊は惹かれます。
 
桜咲くころに
知覧特攻平和会館に行ってみたいな。
 
 
 

なでしこ隊について色々調べていたら

驚きの事実がありました。

 

なでしこ隊の存在は、

地元知覧の人たちや

鹿児島県に住む人たちの間でも

知る人がほとんどいないそうです。

 

かなり秘密裏に行われていたことなんですね。

 

余計に知りたくなりました。

 

改めて、

日本の未来のために

命を捧げた皆様の

ご冥福をお祈りいたします。

 

YouTubeも貼っておきます。