こんばんは!( `ー´)ノ

 

9月16日で歌手を引退する

安室奈美恵さんのファイナルツアーDVD&Blu-rayのCMを観て

思わず欲しくなった

空手師範の田中です。

 

 

 

正直、安室奈美恵さんに対しては特に思い入れはありませんが、

人気絶頂の今の引退は、かなり衝撃を受けました。

 

メディアでの露出こそ減りましたが、

LIVEチケットは、ほとんどが完売。

安定した人気を維持していると想っていました。

 

多くのファンに惜しまれての引退です。

安室奈美恵さんは、

自分の人生をどんな風にプロデュースしているのかな?

 

ふと、そんなことが気になりました。

 

今年の1月に突然引退した

ももいろクローバーZの有安杏果さんも、そう・・・

 

人気絶頂の中、何を想って引退を決意したのか?

どんな人生をプロデュースしようとしているのか?

 

ほとんどの人が、想うようにいかない人生に苛立ちを感じながらも

日々流されて生きていると想う・・・

 

歌手とか役者とか

芸能人やスポーツ選手は、

まあ、一握りの人だけとは想いますが、

特別なのかもしれません。

 

でもね、身近な人で

自分の人生を見事にプロデュースした人がいます。

 

私の父親です。

 

私の父は、10年前に他界しました。

ある朝、母親がなかなか起きてこない父親を起こしに部屋に入ったら、

既に冷たくなっていました。

 

元々心臓に欠陥があった人で、

寝ている間に血管が破裂して、

それこそ、眠るように逝ったようです。

 

ほとんど苦しむことなく・・・

 

突然の死にも関わらず、

私には、まったく「悲しみ」というものがありませんでした。

 

何故なら、

その死に方が、あまりにも見事だったから・・・

 

まず、ある意味誰にも迷惑をかけていません。

 

私の嫁さんの父親は、

脳梗塞で倒れ、

約1ヶ月の闘病の末、亡くなりました。

 

本人も辛かったと想いますが、

それを見守る家族もかなり苦しかったと想います。

 

私たちは、そんな苦しい想いをせずに済みました。

 

それから、タイミングもわざと計ったみたいに見事でした。

 

というのは、

私はある運動指導者の資格を取得するために

翌日から1週間、仕事を全部休みにしていました。

 

講習会や試験がありましたので

それに集中したかったから・・・

 

もちろん、父親の死によって受講はなりませんでしたが、

1週間お休みにしていたおかげで、

父親の葬儀や、その後の処理に集中することが出来ました。

 

父親の計算としか思えません・・・

 

更に、父親は78歳で亡くなったのですが、

当時の日本人男性の平均寿命が、78歳でした。

 

で、父親の死後に荷物整理をしていた母親が見つけた

父親の日記の中にこんな記述がありました。

 

2000年の元旦に書かれたものです。

 

「日本人男性の平均寿命まで生きる!」

 

親父は、78歳の誕生日を迎えた

1週間後に人生を終えました・・・

 

自殺ではありませんよ、

自然死です。

 

しかし、その死は、

自分でしっかりプロデュースされているようにしか想えません。

 

仕事もそうです。

 

父親は、営林局、今でいう林野庁で

組合の仕事していました。

 

「白蝋病」

という病気を知っていますか?

 

手足の血管が収縮することで起こる

血管性運動神経障害です。

 

チェーンソウなど、強い振動を伴う工具を用いる職種の人が発病しやすく、

山林労働者や土木作業員などの多いです。

 

その「白蝋病」を労災認定させるために

名古屋大学の医学部の教授とタッグを組んで

長年、国と闘っていました。

 

そして、父親が五十代半ばの時、

見事に労災認定を勝ち取ると、

「自分がやるべき事は成し終えた」

ということで、

周りの反対を押し切り退職しました。

 

父親の葬儀には、

退職後20年以上経つのに、

職場の仲間や、後輩、

現在林野庁で働く人達が、

たくさん参列してくれました。

 

一般人の葬儀に

こんなにたくさんの人が参列する葬儀は

珍しい!

 

葬儀屋さんが、驚いていたのを

今でもよく覚えています。

 

そして、初めて親父の大きさを知りました。

親父は、自分の人生を思いっきり生きた。

 

敵わないな〜ϵ( 'Θ' )϶

 

 

 

安室奈美恵さんの引退と

父親の死を一緒にしては申し訳ないけど、

自分の人生をプロデュース出来る、

そんな「強さ」を身に付けたいな…

 

我が生涯に

一片の悔い無し‼️

 

目指すは、ラオウの生き方。

 

 

 
 
 

 
 
   
   

そう言えば、今日は9月11日・・・

 

改めて、ご冥福を祈ります。