こんばんは、( `ー´)ノ

あなたを鍛えて、壊して、癒やす
空手師範の田中です。


今日は、空手道拳道会総師・中村日出夫先生の3回目の命日でした。



2013年1月8日、100歳の誕生日を5か月後に控えたこの日、
「生ける伝説の空手家」
中村日出夫先生が亡くなりました。

上の写真は、2006年か2007年に本部で開催された昇段審査会に突如いらしたときに、いっしょに撮って頂いた写真です。
直接お会いしたのは、この時が3回目なんですが、初めて一緒に撮って頂き、今となっては一生の宝物です。

今日は、本部で開催された
「総師・中村日出夫先生追善稽古会」
に参加して来ました。



本部所属の師範方を中心に、関東地区の師範、指導員が集まり、石山会長指導の下在りし日の中村先生を偲んで、1時間半の稽古を行いました。

10時、池袋にある本部に続々と師範方が集まり、思い思いに準備運動を始めました。

10時30分、稽古開始。
全員が輪になって、基本動作から追善稽古は始まりました。



ちょうど、私の向かい側に石山会長が立っていたので、メチャクチャ緊張しました。
案の定、色々細かいところを注意されました。

関東地区以外からこの追善稽古に参加したのは、私だけです。
ですから、会長は私にいろいろ気を使ってくれます。

ありがたいです。

たくさん注意を受け、それを道場に持ち帰って自主稽古に活かします。
ですから、機会がある度になるべく本部に行くようにしています。

約30分ほどの基本動作が終わった後は、ひたすら型の稽古でした。
(基本動作の稽古が、30分で終わるなんてまず無いです、最低でも1時間はやりますからね・・・)

型は、横浜支部の支部長で、空手道拳道会副会長のR師範の指導で、
「拳道型Ⅴ段」
を稽古しました。



「拳道型Ⅴ段」は非常に難しい型で、一つ一つの動作を確認しながら、時々会長に意見を求めながら1時間ほど稽古しました。


一つの型にこれほど時間を使ったのも初めてだと想います。
(基本動作は短かったのに・・・(*^^)v)

私も、けっこいいい加減に覚えている個所もあって、とてもいい稽古になりました。
本当に難しいです、拳道型Ⅴ段は・・・

でも、上手にやるとメチャクチャカッコいい型です!
そのために、一番大切なのが
「運足」
つまり、ステップワークです。

もっと「運足」を意識して型を打つように、指導されました。

こうして、他の師範方と一緒に稽古していると、みんなと稽古できる幸せをいつも噛みしめながら稽古しています。

中村日出夫先生が率いる空手道拳道会の師範は、他の流派の先生方から一目置かれた存在なんです。
私にそれだけのものがあるのか不安ですが、拳道会の師範として恥ずかしくないよう今後も精進続けます。

今日の追善稽古会に参加して、そんな決意を新たにしました。

最後に、中村先生の驚異のタル木切りの試し割りの動画をご覧ください!



このタル木切りを出来る空手家は、中村先生だけです。
(ほかにも何人かいますが、中村先生が使用するタル木の硬さが半端なく硬いそうです)

少しでもこの境地に近づけるよう、日々稽古ですね!!