6月10日は生徒同士のデッサンを描くことと、
屋外でのロケ決めと人物撮影をしました。
では、各内容とポイントを抑えながらまとめてゆきたいと思います。
【デッサン】
写真はシャッターを押せば人物の姿はすぐに写真という一枚に
収められるが、実際自分で写すには人物の形や顔のパーツの位置、
顔の陰影と表情を記憶し、頭の中で描きながら映し出さなければならない。
真ん中の絵が齋藤作。
頭の中であらかじめ絵を描き、その様子を写真に撮ることが
今後の課題となるため、デッサンの実習を2週にわたり行う。
私は昔から人物のイラストを描く事は趣味ではあったが、
短時間で顔の陰影やパーツを記憶し描くことは
趣味で描く感覚とはだいぶ異なるので、とても良い勉強となった。
【屋外実習】
次にあらかじめロケ地を自分で決め、その場で人物写真の様子を
頭で描いてからモデル二人を撮影するという内容。
今までは光のバランスを確認するための写真であったが、
これからは作品として、モデルの気持ちをつかむことが
課題となってくる。
一人のモデルが前回までメインであったが、この日は二人のモデルを
撮影するという内容。
二人のモデルの気持ちを同じタイミングで引き寄せてシャッターを
切るコツをさぐるが、どちらかのモデルが集中力が切れかかっていたり、
目を閉じてしまったりと作品を撮るには時間が要するものであった。
今後は複数のモデル撮影時でもタイミングよく気持ちを引き寄せる訓練を
続けてゆきたいと思う。