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┏┏┏┏ ㈱カンツール お役立ち情報 Vol.107 - 2017.12.01 -
~ 下水道管路の点検結果が初公表される? ~
http://www.kantool.co.jp
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皆様、こんにちは。いよいよ師走に入りましたね。やり残していることはないか
一年の締めくくりとしてチェックすることも大切ですね。私は先週開催されまし
たソフトバンク主催の【DoftBank Robot World 2017】展示会を見学してきました。
ロボット技術の進歩にはとても驚きました。人工知能を搭載し、障害物を検知し
ながら階段の昇降も難なくこなしてしまうロボットにはとても興味を持ちました。
いずれ、下水道施設の点検・調査もこのようなロボットが活躍する時代が来るの
ではないでしょうか。
Boston Dynamics社の「Introducing SpotMini」
https://www.youtube.com/watch?v=tf7IEVTDjng
先日、国土交通省より、下水道の点検結果を初公表するとの報道がありました。
腐食のおそれの大きい下水道管路について、5年に1回以上の点検義務づけから
2年が経過しましたが、実施状況や途中経過が気になるところでもありますね。
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┃ 点検結果が公表されるに至った背景は?
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下水道管路が原因だと考えられる道路陥没が年間3,300件発生していること
を受け、平成27年11月に下水道法が改正され、硫化水素による腐食のおそれ
の大きい下水道管路については、5年に1回以上の頻度での点検が義務づけられ
ました。下水道利用者の人達にも下水道管路の現状及び老朽化対策について理解
してもらうため、腐食のおそれの大きな箇所における点検の実施状況、結果及び
対策予定等を「下水道管路メンテナンス年報」としてとりまとめ、公表すること
となったようです。
~減らせ道路陥没!下水道管路メンテナンスの確実な実施に向けて~
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000361.html
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┃ どうして道路陥没が起きるのか?
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下水道管路が起因する道路陥没の原因としては、経年劣化により管強度の低下に
よるものであり、特に硫化水素による道路陥没事故が深刻な問題なのです。これ
は、下水が嫌気(無酸素状態)になると下水中の硫酸塩が硫化水素ガスに変化し、
下水環境下で硫化水素ガスの濃度が上昇することによって生成される硫酸がコン
クリート表面を腐食させてしまいます。
いまさら訊けない下水道講座<硫酸によるコンクリート腐食>
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/im/pdf/i7.pdf
管路施設に起因した道路陥没件数の推移
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/crd_sewerage_tk_000135.html
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┃ 硫化水素発生と微生物の関係について
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下水,屎尿や産業排水の嫌気性処理によって硫酸塩還元/硫化水素発生も知られ
ており、酸素が存在しない嫌気性環境では、酸化還元電位がマイナス値となり、
硫酸塩還元菌によって硫化水素が発生します。硫酸塩還元菌は、嫌気性(酸素が
無い)環境で有機物を分解し、そこで生じた電子によって硫酸塩を還元する微生
物の総称で、この菌の働きによって、硫化水素を発生したり、金属イオンと反応
して硫化物を生成したりするようです。これ以上は、私の担当分野から外れてし
まうので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
硫酸塩還元菌
http://www.nite.go.jp/nbrc/industry/mic2009/microbes/knowledge_4_1.html
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┃ 省令で定められている腐食のおそれが大きい箇所とは?
┃
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国土交通省令では腐食のおそれが大きい箇所として次のとおり定められています。
第四条の四 令第五条の十二第一項第三号に規定する国土交通省令で定める排水
施設は、暗渠である構造の部分を有する排水施設(次に揚げる箇所及びその周辺
に限る。)であって、コンクリートその他腐食しやすい材料で造られているもの
(腐食を防止する措置が講ぜられているものを除く。)とする。
一 下水の流路の勾配が著しく変化する箇所又は下水の流路の高低差が著しい箇所
二 伏越室の壁その他多量の硫化水素の発生により腐食のおそれが大きい箇所
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┃ 点検結果はどうだったのか?
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まず、対象となった下水道管路の延長であるが、日本全国の下水道管路の総延長
約47万kmのうち、腐食のおそれの大きい約5,000kmが対象としてとり
まとめが行われたようです。そのうち、平成28年度は約1割にあたる約490
kmにおいて点検を実施し、約476.5kmで緊急度が判定されました。結果
として、緊急度Ⅰが1%(約5.0km)、緊急度Ⅱが6%(約27.9km)、
緊急度Ⅲが9%(約44.0km)、劣化なしが84%(約399.5km)だった
ようです。
平成28年度 下水道管路メンテナンス年報
https://portal.g-ndb.jp/portal/pipeline/
緊急度Ⅰ:速やかな措置が必要
緊急度Ⅱ:出来るだけ早期に対策が必要
緊急度Ⅲ:劣化状況を確認しながら、対策時期を検討
ここからは、カンツール製品のご紹介になります。
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┃ 下水道管路の点検・調査は、下記の機器が最適です
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(1)スクリーニング調査
マンホールのふたを開けて、下水管きょの管口から管きょ内を見ます。
・作業員がマンホールに降りずに点検する管口カメラです。硫化水素はとても危険!
※「中小企業経営強化税制」対象です。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000282975?hub=39
(2)詳細調査
管口カメラによるスクリーニング調査で異常箇所が見つかったら、管きょ内
の詳細調査が必要です。
・詳細調査を行う場合は、ロバスト設計のTVカメラ調査システム「ロビオン」です。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000115215?hub=39
※「ロバスト設計」について
https://www.monodukuri.com/gihou/article/1378
・軽自動車への搭載も可能なTVカメラ調査システムです。
※「中小企業経営強化税制」対象です。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000282173?hub=39
・カメラヘッド組換えにより用途が広がる、AS8850システム
https://www.ipros.jp/product/detail/83975004?hub=39+AS8850
・自走車一体型カメラヘッドでコンパクトな設計、VCM561L
http://www.ipros.jp/product/detail/83975005?hub=58+251925
・大口径管(φ800mm)対応の本管検査カメラヘッド、VCH561XV-01
http://www.ipros.jp/product/detail/83975006?hub=58+251925
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┃ 取付管の原因による陥没が50%以上って知っていましたか?
┃ http://www.21water.jp/G130327-1.pdf
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(3)本管⇒取付管調査カメラ
・下水道本管から取付管、不明ますも調査できます。ゲーターロボ
https://www.ipros.jp/product/detail/83975047?hub=39
・ロビオン機器との互換性を持つ、RV-SATシステム
※「中小企業経営強化税制」対象です。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000316069?hub=39+RV-SAT
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┃ 「ます」からの調査は、押込み式カメラが便利です
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(4)押込み式調査カメラ
▼管内検査カメラシステム「カービングキング」電子ブックが見れます。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000330218/?utm_source=mailmag&utm_medium=sougou_m&utm_campaign=20171011&utm_content=article+3rd1+button1&mmid=mth_20171011A_article+3rd1&hub=47+5301
・側視調査ができない欠点をカバーする広角レンズの管内検査カメラシステム
AS3030K
https://www.ipros.jp/product/detail/2000281909?hub=39+3030K
・首振り式カメラヘッドを備えた、管内検査カメラシステム ソロプロ+(プラス)
https://www.ipros.jp/product/detail/2000282774?hub=39
・ジョイスティックを搭載し、簡単な操作でカメラヘッドを回転
https://www.ipros.jp/product/detail/2000115212?hub=39
・画角160°超広角レンズを持つ、ハードケープル式TVカメラ
https://www.ipros.jp/product/detail/2000091624?hub=39+3040
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┃ 定期的な清掃・洗浄は、管を腐食させる硫化水素ガスの発生を抑えます
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(5)清掃
① 詰り除去
・手動式の道具を使用することにより、詰りを除去できます。
https://kantool.co.jp/product/%ef%bd%91%ef%bc%8d%ef%bd%82%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%ba/
② 高圧洗浄による方法
・『ENZ社製 排水管洗浄ノズル』
https://www.ipros.jp/product/detail/2000235041?hub=39
・閉塞してしまった管を効果的に貫通させたいときに使用
http://kantool.co.jp/product/point-nozzule/
・偏心回転運動により、高速振動を発生させることにより、堆積物を分解・除去
http://kantool.co.jp/product/%e3%83%ad%e3%83%88%e3%83%91%e3%83%ab%e3%82%b9/
・砂、土、汚泥の除去を目的とした噴射角度30°のクリーニングノズル
http://kantool.co.jp/product/%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%8e%e3%82%ba%e3%83%ab/
・多量の岩、石、軟質堆積物の除去を目的とした噴射角度25°のグレネードボム
http://kantool.co.jp/product/grenade-bombs-2/
・竪管やあらゆる管を清掃したい(主に排水施設)
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%92%ef%bd%87%ef%bd%93%ef%bc%88%e6%a8%aa%e5%9b%9e%e8%bb%a2%e5%99%b4%e5%b0%84%ef%bc%89/
・木の根、石灰等の除去やTVカメラ調査前の洗浄
http://kantool.co.jp/product/hrh/
・油脂付着にも対応でき、宅内から本管までの洗浄に効果的
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%88%ef%bd%92%ef%bd%96%ef%bc%88%e5%89%8d%e6%96%b9%e5%9b%9e%e8%bb%a2%e5%99%b4%e5%b0%84%ef%bc%89/
・石灰やモルタル付着等の硬い堆積物の除去
http://kantool.co.jp/product/%e3%82%ab%e3%83%83%e3%82%bf%e3%83%bc/
・エネルギーの損失を最小限に抑える構造、特許になっている水流誘導ノズル
https://www.ipros.jp/product/detail/2000060012?hub=39
・清掃と同時に管きょ内画像を記録したい場合
https://www.ipros.jp/product/detail/2000198630?hub=39
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┃ 管内の詳細調査や修繕・改築には止水プラグが必需品です
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(6)止水プラグ
▼イプロスサイトより、電子ブックが見れます。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000330303/?utm_source=mailmag&utm_medium=sougou_m&utm_campaign=20171010&utm_content=article+1st+button1&mmid=mth_20171010C_article+1st&hub=47+5295
・1つのプラグで、複数のサイズの管径にマルチに対応できる、ムニボール。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000234917?hub=39
・「満水テスト メカニカル・プラグ」
https://www.ipros.jp/product/detail/83975042?hub=39
・φ13mm~36mmの細管用の止水プラグ。4種のサイズあり。
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%8b%ef%bd%93%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%ef%bc%88%e3%82%af%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e5%9e%8b%ef%bc%89/
・管口に当てて設置するタイプ。
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%87%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%ef%bc%88%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%89%e5%9e%8b%ef%bc%89/
・パイプ内に挿入して使用するインナータイプ。
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%89%ef%bd%87%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97/
・φ75mm~200mmの多様な管種・管径に対応できる排水、下水道管プラグ。
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%89%ef%bd%8e%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97/
・φ200mm以上の管で、長期間止水しておきたい場合のプラグ(バイパス機能
により、止水した水を排水できます)。
http://kantool.co.jp/product/%ef%bd%82%ef%bd%89%ef%bd%87%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97/
・各種の作業・調査で使用できる豊富なサイズが揃ったスタンダードタイプ。
http://kantool.co.jp/product/%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba%e3%83%bb%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab/
・1つのプラグで、複数のサイズの管径にマルチに対応できる、お得なプラグ。
http://kantool.co.jp/product/%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%83%81%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba%e3%83%bb%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab/
・小径のφ40mmから中径のφ600mmまで、各管径毎にサイズが揃ったスタンダ
ードタイプ。
http://kantool.co.jp/product/%e3%83%a0%e3%83%8b%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab/
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※不明な点や疑問点・質問事項がありましたら、下記問合せページへ
https://kantool.co.jp/contact/
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┃ 編集後記
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全国で47万km存在している下水道管路延長を、継続的に定期的に点検・調査
するためには下水道分野での「イノベーション」が必要ではないでしょうか。
例えば、管内TVカメラ調査で行っている判定(ABCランク)をロボットが行
う。管内調査中に、段差や取付管の突出しがあった場合は停止し、TVカメラを
下流側から入れ、上流側調査で止まった箇所まで調査しなければなりませんが、
多少の障害物を自分でよけて、或いは処理しながら進行できるロボットがあった
らどうでしょうか。点検・調査を効率的に進めるためには、「日進量の向上」と、
「コストダウン(発注者側から見て)」が必要だと考えられるのですが。
インフラの維持・管理で、人工知能(AI)とロボットで
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00447820
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気が付いた点、疑問点や、質問事項、デモ依頼・見積り依頼等ございましたら、
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