いま日本で作品の質や勢いがトップグループの1つといっても言い過ぎではない back number。
聴衆層は7~8割が女性でしかも20~30代が多い、そしてカップルで来ている人は割と少なく、女性同士というのがかなりを占めていた。back numberはオーロラビジョンでアップになっても、残念ながらボーカルはイケメンではない(本人もかっこよくスタッフに映してもらおうにも骨格に限界があるとかMCで言ってた)。
にもかかわらずこの聴衆層、純粋に音楽で惹きつけているのは間違いない。タオルとTシャツのグッズもやたら売れていた。ライブはゆうに2時間半、毎回曲間と曲間に隙間が10秒くらいあるのは演出なのかしら。
セトリ23曲は、最新アルバム''magic''から12曲、ベストアルバム''encore''から10曲、と私のように新しいファンに非常に親切。あともう1曲は''泡と羊''でした。サウンドメイキングは3ピース(サポートメンバーはさらに3人いたけど)ギターロック。coldplayみたいなギターサウンドで私はすごい好き、全曲このサウンドが一貫してました。
で話は戻るけど、かくも若い女性が大量に惹きつけられている魅力を分析すると、歌詞が等身大でよい(私は瞬きとかhappy endからファンになりました。そしてold fashionでノックアウトされた)、メロディメイキングが非常によい(変わったコードは見当たらず。AメロBメロサビというJPOP王道を踏襲してる曲が多い。)、タイアップされてるヒット曲も多い(かなり初期の頃からシングルが映画やドラマとタイアップしてるはず)、ボーカルの声質がいい(裏声も多いんだけどね)、こんなところでしょうか。そしてライブ演奏力もアルバムに忠実でファン思いです。''スーパースターになったら''はみんなで歌ってた。そういえば久留米のラーメン屋を激賞してたなベースの人が。
ボーカルがMCで「血を吐くような思いで曲をつくっている」とか「日本一のバンドになりたい。売れ行きでない、皆が聞いてるから聞いとくけど1、2回聞いたらポイとか捨てられるなんてダサい。日本一みんなの心の1番深いところで出会えるバンドになりたい」ということを言っていたけど、そういう必死の思いだからこそあの高水準の曲が続くんだね。目標がすごく高いわ。この手のバンドで日本一いうたらミスチルだからね。