https://natalie.mu/music/news/296360 (全24曲のセトリも載ってます)
私1度だけ20分ほどですが、バービーボーイズのライブを生で見たことがあります。
1987/8/2の高校2年生の時に、福岡市の海の中道で複数のバンドが集結するFMロックサーキットというイベントがありました。チケット代は4000円で高校生の私にはわりとでかい出費。
しかし、そのときのメインイベンターがRCサクセション、サブメインがストリートスライダーズだったのですが、これから売れるニューカマーの1つでバービーボーイズが演奏したのです。ちなみに、そのときにほかにきてたバンドが、ARB・爆風スランプ・米米CLUBでした。船で博多ふ頭から会場に移動したことを覚えてます、コミックバンド2組のライブにめちゃめちゃ笑ったことも。
それからたった数年後にはどのバンドもワンマン公演が成立し、かつプラチナチケットになりました。あのライブは今でも行っといてよかった~と思えるライブの一つです。ちなみに同じ8月には、南阿蘇であの伝説のBEAT CHILDが開催されてます。
で海の中道のライブを見てから私はバービーボーイズの大ファンになりましたが、その後はチケットをとることができないまま、バービーボーイズは解散してしまったのです。
バービーボーイズの特徴として、エンリケ・コイソといったリズム隊がしっかりしたテクを持っていたのはソニーお抱えバンドにありがちなのですが(ソニー3大イロモノと言われた、上記2バンドに聖飢魔Ⅱを加えた3組とも特にリズム隊は実力派ぞろいだったのです)、やはり男女ツインボーカルとイマサの個性的な作詞曲にあります。ちなみに、ギタリストの視点からも、空間系のイマサのギターはコード進行という点だけでも、ものすごく個性が強いです。当時、個性の強さでは布袋寅泰といい勝負でした。この2人に接すると、ギタリストは左手がでかくなきゃ限度があるねと痛感させられます。
コンタ(ハスキーハイトーンで、かつ、ソプラノサックス🎷まで吹く)・杏子(ハイヒールでフォーシングダンス💃まで踊る)・イマサ(個性の強すぎてギターフォロアーがプロですら皆無)の3人を同一バンドで抱えるのはアマチュアバンドはおろかプロでも至難の組み合わせで、私でもこの組み合わせが実現できたら曲出せば売れるとわかるのですが、アマチュアでコピバンがいず、かつ、いまだにプロでもフォロアーバンドが現れない、唯一無二の存在なのです。
イマサのつくる詩曲には洋楽でも似たものは全く見つからないのですが、少しだけ似た組み合わせで、個性が強くて魅力満点でフォロアーが出てこないバントとしてあげるとしたら、全盛期のフリートウッドマックかなと思います、このバンドもめちゃくちゃ売れたしね。
前置きが長くなりましたが、4枚めのアルバム''listen!''を出した後のトーキョードームコンサートのライブフィルム2時間半が1日限定で映画館で上映されたので、これは見逃せないと行っちゃいました。
実は意外だったのですが客席は満員、いまなおバービーボーイズの熱烈なファンが世の中に結構いるのを実感。視に来てる世代は私と同じ40~50代が多いのではと感じました(特に女性はほぼ全員がその世代でした)。ライブ自体がちょうど30年前なんだもんね。
コンタは初っ端から顔中に汗💦かいており、異様な汗っかきであることがビデオで判明(〃艸〃)
このころメンバーはみんな30代未満なのですが、いまアラフィフの私の目でもコンタ・杏子・イマサの3人はやたら大人っぽくてかっこいいです。特に杏子さんはしゃべるときはギクシャクしまくりで少女のようなのに、曲演のときは淑女のように妖艶で堂々としてて「ほんまにええ女👩やな~」と感じさせることしきりでした。コンタもイマサもむろんかっこいいのですが、コンタの着てた青いラメ散らばりまくりのジャケットまじでいくら金💰出しても欲しいと思いました。
全曲知ってる大ファンで、バラードもロックもどれもよかったのですが、ライブならではだったのはアコースティックバージョンの''dear わがままエイリアン''、あの頃はバンドメンバー仲良かったんだよなあ。スポットの再結成以外は大人の事情で難しそうだけど。全曲通じて演奏の熱量がパネエです。
杏子姉さんは東京ドームとは1度も呼ばず「ビッグエッグ」を連呼します、それも時代ですね。
サウンド的にもショー的にも完成していて、バービーボーイズの次作アルバムルート5にPHYSの松浦雅也が参加して全然違う音作りになっていた理由も理解できます、サウンドのマンネリを避けたかったんでしょうね。
最後に、このライブ映像がいままで商品化されてなかった理由もよくわかりました、演奏には問題ないんですが、カメラの明暗調整が失敗しまくりだったので。つまり、CDなら一級品ですがビデオだと格が落ちる😞