AI(人工知能)が弁護士という職業価値を無くす時代がきっと来るわけで | 福岡の弁護士|菅藤浩三のブログ

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 とうとう我らがまこつ先生がブログでAI を取り上げました。
 AIによってあと10年で無くなる職業については、2年前にオックスフォードの論文 で話題になったのですが、2014年の時点ではあくまで「パラリーガル・弁護士助手」のレベルでしかとりあげられていませんでした。
 ところが、AIの発達はすさまじく、たった2年でアメリカの弁護士自身がアソシエイトは10年以内にAIに取って代わられるだろう とアンケートに回答する始末だったりする。

 わりとまだ先の話じゃね?と楽観的な企業弁護士 もいるけど、棋士だってそのくらい楽観視してたはずなんですよね。
 いやいや、機械には判定されたくないでしょという意見もあるにはあるけど、AIが専門職の業務遂行にとって不可欠の存在となり、むしろ専門職の能力をはるかに凌駕する存在である以上、必然的に専門職の存在価値は下がる わけです。

 例えば、判例ソフトでキーワード検索してその中から使える判例を読みながらピックアップするのが今の弁護士だとしたら、AIが発達するとその使える判例を同時にピックアップして当該事案に適用した書面を書いてくれるわけですよ、するとアソシエイト要らずになるんです。
 
 あと、文学やドラマの世界で言われているのは、膨大な過去の作品の中から売れるファクターをAIが抽出して、ベストセラーやシナリオをAIが作り出す時代がいつ到来するかという話。
 棋譜だって1つの作品なのですから、作品がアナログな形で創造される時代が来ることも何らオカシイ話ではないわけです。
 
 すると、今職業を遂行している人間の専門家にとって、対面している最大の課題は「自分の職業がAIに取って代わられたのちに何をセールスポイントにするか」「リボーンできない人は、AIに取って代わられる前に逃げ切れるか」ということになっているのですね。
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