第5冊 殺人者の記憶法

 

著者は、キム・ヨンハさん。1968年生まれ。延世大学経営学科修士課程修了。

 

1995年、季刊誌『レビュー』に「鏡についての瞑想」を発表して、作家として活動を始めた。

 

長編小説『お前の声が聞こえて』『クイズショー』『光の帝国』『黒い花』『阿娘はなぜ』『私は私を破壊する権利がある』、短編小説『何があったのかは、誰も』『お兄さんが帰って来た』『エレベーターに挟まったあの男はどうなった』『呼び出し』、エッセイ集三部『見る』『語る』『読む』があり、スコット・フィッツジェラルドの『偉大なるギャッビー』の翻訳書もある。

 

文学トンネ賞、黄順元文学賞、東仁文学賞、万海文学賞、現代文学賞、李箱文学賞、金裕貞文学賞など。

 

主要な文学賞はすべて受賞。

 

訳者は、吉川凪さん。

 

訳書としては、カン・ヨンスク『リナ』、『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』、チョン・セラン『アンダー・サンダー・テンダー』、谷川俊太郎・申庚林『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくりと味わう』、朴景利『完全版 土地』1,3巻などがある。

 

以上、出版当時

 

 

ーーーーーー本文あらすじ 本の帯よりーーーーーー

 

田舎の獣医キム・ビョンスの裏の顔は、冷徹な殺人犯だった。

 

現在は引退して古典や経典に親しみ詩を書きながら平穏な日々を送る彼には、認知症の兆候が現れ始めている。

 

そんな時、偶然出会った男が連続殺人犯だと直感し、次の狙いが愛娘のウニだと確信したビョンスは、混濁していく記憶力と格闘しながら人生最後の殺人を企てる―――。

 

虚と実のあわいをさまよう記憶に翻弄される人間を描いた長編ミステリー小説の傑作。

 

ーーーーー以上ーーーーー

 

本書は、第四回日本翻訳大賞受賞した作品です。

 

また、韓国で映画化されました。

 

映画は、小説とは内容が違っているが、映画も面白かったです。

 

映画も小説も最後の最後まで、目が離せられないストーリー展開となっています。

 

また、キム・ヨンハの作品の中に、短編小説の『エレベーターに挟まったあの男はどうなった』という小説がある。

 

延世大学韓国語学堂の6級の教科書に出て来る小説である。

 

ただ、教科書が変わっていくので、無くなる可能性もあるが。

 

この『エレベーターに挟まったあの男はどうなった』を題材にして授業を数回受けながら、その都度その映画を見せくれた。

 

『エレベーターに挟まったあの男はどうなった』の主人公は、どっかで見たことがあるなって思ったら、冬のソナタのキム次長、ミニョンの部下のクォン・ヘヒョさんだった。

 

 

多分この人。

 

この話は、朝会社に向かおうとしてレベーターを使おうとするとエレベーターが来ない。

 

しかたなく、階段を下りていくと、エレベーターの扉が開いたまま止まっていて、その隙間から人の両足がぶらついている。

 

警備員に知らせようと、警備室に行くと、警備員は留守だった。

 

エレベーターに挟まった男のことが気になって何とか連絡するにも連絡の手段がなく、会社へと向うが、その途中で様々な厄介ごとに巻き込まれる。

 

なかなか面白いストーリ展開である。

 

今度じっくりみたいほどだ。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

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