東京にあこがれていた





東京に出ていきたい
エネルギーの集まる所で
キラキラした大学生活を過ごしてみたい


経験が欲しかったんだ


田舎では味わえない
強烈なきらびやかさを







5年前、田舎の大学に合格をもらった
だがしかし、田舎の大学に行けという親の反対を押し切り僕は東京へ出てきた




期待通り、東京へ出てきてよかった
いろんな人と出会い、
いろんな経験ができた


人に触れ
エネルギーに触れた


人がうずまくエネルギーあふれる街、東京で











でもいまは人と会ってない

なのに東京



家にこもってる

なのに東京



どこでもできるようなバイト

なのに東京


東京いるいみあるのか








いまはただ、
成功するためには東京だ
って
東京に執着しているだけ


経験とか関係なく成功のために









気づかぬうちに
上京したときと、
東京にいる意味は変わっていた







なんのために俺は東京に
しがみついているんだろう



なんのために俺は東京で
家にこもっているんだろうか















さっき
母親から新潟でいい求人あるよと連絡がきた
たしかにいい

新潟にかえって、就職することを想像した
わるくない




しかし
チャレンジしないまま
このまま人生を終えるのか





この際、東京だろうが田舎だろうが関係ない
いまチャレンジできてるのか
リミットがくる時まで
とにかくもがけることはやったのか










東京というものに、
かこつけて安心してる自分がいた


ここにいればなんとかなる
ここにいなければ何者にもなれない


ここが何者にかさせてくれる


東京という街が










もうやめよう
東京に頼るのは















住む場所どうこうより
何をやるかなんだ



















ぼくは東京という幻想に別れをつげた。