エコキュートは、ヒートポンプ技術を利用し空気の熱で湯を沸かす電気給湯機で、お湯を溜めておく「タンクユニット」とお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」で構成されます。
冷蔵庫やエアコンにもヒートポンプ技術は使用されていますが、エコキュートの冷媒として二酸化炭素を使用しているのが特徴です。
エコキュートの上手な使い方
お湯を上手に沸かす
・沸き上げの湯量設定は「おまかせ」で!
エコキュートは、過去のお湯の使用量を学習し、必要な量のお湯を沸かす機能が備わっており、ご家庭の使用状況にあわせて、必要な量だけお湯を沸かします。
お湯が足りなくなりそうな場合は、「沸き増し」を押して沸き増しをすれば、必要な湯量を確保できます。
・「昼間休止」「沸き上げ休止」で無駄な沸き上げを停止!
昼間の沸き増しが不要なときや、旅行などで数日間お湯を使用しないときに、不要な沸き上げを停止させることができます。
お湯を上手に使う
・おふろをあたため直すときは、「高温たし湯」を使う!
おふろを温め直すときは「追いだき」よりも「高温たし湯」の方が経済的です。
また、冷めてしまったお湯は、温めるよりも新しくお湯をはりなおす方が効率的なこともあります。
・「保温運転」は、タンク内のお湯の熱を使いますので、タンク内の湯温が下がり使用できる湯量が減ってしまいます。保温時間は短時間にとどめ、使用するときに「高温たし湯」で温め直すのが経済的です。
・エコキュートは、深夜に沸かしたお湯をタンクに溜めており、経済的に使うには深夜に沸き上げできる湯量内に収めることが肝心です。
シャワーを出しっぱなしにしない、食器の流し洗いをしないなど、お湯を有効に使うようにすることも大切です。
さらに上手に省エネ
・リモコンの「表示設定」で、待機時の消費電力を減らします。
・電気の契約を見直すことで節約できる場合があります。
エコキュートや電気温水器を使用している方向けの電灯契約メニューが各電力会社で提供されています。
メニューの内容によって時間帯ごとの単価が変わりますので、生活サイクルが変わった時などに見直しをすると電気代が下がることもあります。
電力会社で電気料金のシミュレーションを行っているので、気になる方は問い合わせて見てください。