2024年6月18日

仕入れ先様の会合で金沢に来た。1月に起きた能登半島地震の被災地支援も含め、今回の金沢開催が決まったようである。金沢には昨年の10月にも来ているので久しぶりという感じはなく、また地震の後遺症のようなものも金沢では全く感じなかった。

さて、懇親ゴルフの会場は能登カントリークラブに設定されていた。砂浜ドライブで有名な千里浜のすぐ手前にあり、日本海に面したシーサイドコースである。金沢からの能登里山道路は日本一のドライブウェイではないかと思われる景色のいい道路だった。石川県でゴルフをするのは10年以上ぶりのような気がする。前回は片山津カントリークラブであり、おそらくそれ以来の2度目のラウンドになるのではないだろうか。能登カントリークラブは、昨年の日本シニアオープン開催コースだったようで、クラブにはポスターが貼ってあった。50年以上の歴史があるいわゆる名門コースだ。

当日の予報は雨。雨は苦手だが、コンペでしかも東京からわざわざ来ている手前、雨でも中止はないだろうなと思って覚悟を決めてきた。この雨はどうやら太平洋側の方がひどいらしく、東海や関東は警報級の雨量とのことだった。それから見れば石川の雨は小雨だし、ラッキーだなと思っていたら、この雨もスタート前にはほとんど気にならないレベルまであがってくれた。誠に運がいい。こうして8組のコンペがスタートした。

能登カントリークラブは日本海、はまなす、宝達の3コースがある計27ホールとなっている。我々の組のスタートはこのうちの日本海コースだった。1番、ロングホール、正面の遠目に日本海が見える。1W、3Wで駒を進めたが、3打目で150Yほど残してしまった。ここで余裕を持てずに右のバンカーへ。ボギー発進となってしまった。2番もティーショットをフェアウェイに置くものの130y8Iでトップ気味。奥のラフにいってしまってボギー。3番もフェアウェイから4Uで狙うがわずかに届かずここもボギー。3ホールで徐々にショットの修正が効いてきた。立ち上がりで上半身で打ちに行く習性をなかなか修正できない。

4番でワンオンに成功してパーを取るが、その後はなかなかパーが取れない。というのもこのコース、距離が長いのだ。白ティーで回っているのだが、全長6400ヤード。それもエッジ換算ではないかという感じでどのホールも長く感じた。なかなかパーオンまで届かないホールが多く、届く距離のホールだと必ず左右にバンカーが口を開けて待っている。パーを拾いにくいだけでなく、怪我もしやすいようになっているコースだった。前半は45のボギーペース。

後半ははまなすコースを回った。2番のショートで5Iを不用意に左に曲げてバンカーに入れ、ここでボギー。こういう不用意なショットがいけない。その後はボギーでしのぐ。6番のミドルで同伴者がショートカットに挑む中、1人フェアウェイ狙いでパーオンに成功。コースの誘いに乗らなくてよかった。

残り3ホール、ここからというところだったが、そこから大事にいこうとしたのか、手打ちの要素が出てきてしまい、上がり3ホールを連続ダボを打ってしまった。球に当てよう、しっかり合わそう、というのは人間の心理であり本能である。ここからが大事と思えばこそ、上半身でコントロールしようとする悪いところが出てしまった。

終わってみれば48でトータル93。長くていいスコアは出しにくいコースだとは思うがやりようはあったと後悔のラウンドとなった。初挑戦の能登カントリークラブ、またいつかやってみたい