【枠構造】 「動詞」の指定席は、2番目と最後 【Lektion 4-2 文法解説1】 | Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

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ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。

Guten Abend (Tag)!


今回は、
「動詞」が2つ以上出てきたときのお話をします。

実は、今回のSakuraの文中でも出てきました。

まだ読んでいない人、内容忘れた人は、一度音読してきてください。

【Lekition 4-2】Einladung ins Cafe
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11554562554.html




最初に、ここで私が言う、「動詞」というのは、
・本動詞(=普通の動詞)
・助動詞
・過去分詞
をまとめて指しています。



この中で、まだ過去分詞については、私はお話していません。
今は忘れてもいいです。


ただ…
これから先、
・過去も表現できる完了形(Perfekt)
・「受け身」(Passiv)の表現
・仮定の話をする接続法2式(Konjunktiv II)の基礎

…と話をしていく中で、今私が言ったことは非常に重要になってきます。


さらに、格について慣れることが、
初級卒業のためには必要な話だと、私は以前に申し上げました。




もし、まだ動詞の活用に慣れていない人がいたら、
もう一度、前のLektionに戻って、Sakuraを読んでみてください。

ココから先に進むためには、
しっかりと基礎固めが必要になりますので。

【正課】 Sakura in München リンク
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11528780870.html


読んでいて、すっと入ってこない所から、もう一度復習してみてください。


今回の話は、必要であれば、何度でも戻ってきます。
それくらい、重要な話です!!




本題に入ります。

先週、ドイツ語の助動詞は、単独で使えるという話をしました。
【助動詞1】ドイツ語の助動詞は一味違う 【Lektion4-1の文法解説1】
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11550428780.html


例えば…
Sakura kann Deutsch.
Was wollen Sie zum Trinken?

などがその例ですね。


でも、
他の動詞とセットで出てくることだって、あります。
それが、先ほど言った、動詞が2つ以上出てくるケースの話です。

その場合ですが、こうなります。

Sakura kann Deutsch sprechen.


文中でもありましたね。
助動詞「dürfen」の3人称単数の活用形「darf、とのセットで…

In Deutschland darf man ab 16 Jahren allein Bier trinken.


2番目に「助動詞」
最後に「本動詞の原形」が、来ていますよね。


これが、基本の形です。



1文で書ける場合についてです。

文が長くても、「助動詞」の後、言いたいことだけ言って〆は「本動詞」。

英語みたいな、ツッコミ待ちの言語じゃないんです。
言いたいことだけ言って、
きっちり最後を「どうするのか〆る」のがドイツ語です。



なぜ、1文で書ける場合と言ったのかと言うと、
接続詞「und」「aber」「denn」「oder」の4つについては、問題ないのですが…

語順が変わらない!初習者のための接続詞4本柱【Lektion 2-1の語法解説】
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11530563944.html



それ以外の一部の接続詞がからむと、もう1つだけ違うパターンがあります。
今までその接続詞については、
一切話をしていないので、今は忘れてしまってもいいです。



ただ、これだけは押さえてください。

文が長くても、「助動詞」の後、言いたいことだけ言って〆は「本動詞」。



まとめです。

ドイツ語の動詞の指定席は、2つ以上出てきた場合は、次のようになります。

動詞の指定席1 (2番目)
A:助動詞 「können」「mögen」「wollen」「sollen」「dürfen」「müssen」
A:未来表現の「werden」
A:接続法2式の「würden」
B:完了の時の 「sein」「haben」
B:受け身(現在)の時の「werden」


動詞の指定席2 (文末)
A:動詞の原形(Infinitiv)
B:過去分詞(das Partizip Perfekt)


*今後の学習用に、他の文法事項についても、反転して書いてあります。
「枠構造」の復習のためにご覧になっている方は、反転させてください。




ちなみに、綺麗なドイツ語を使うために、辞書を引く上でのヒントを1つ

ドイツ語の辞書で、色々な表現を引くと…

ins Bett gehen
mit dem Auto fahren
eine Frage an j4 stellen


といったように、動詞が一番後ろに書いてあるかと思います。


これは、助動詞を使う時みたいに、
動詞が最後に来たときに使う順番を書いています。

例えば…
Ich muss ins Bett gehen.
Ich will mit dem Auto fahren.
Ich möchte eine Frage an dich stellen.


といった具合です。

単純な現在形・過去形以外では、
「本動詞」は後ろに行ってしまうので、
このような語順で、辞書には書いてあるのです。

(そして、後ろに行ってしまうケースが多々あるのです。)

だから、もし単純な現在形で同じ表現を使う時は、
動詞とその前に書いている表現で、挟むようにすると、綺麗なドイツ語になります。



次回、
【助動詞2】 日本語で考えると、どつぼにはまる助動詞 【Lektion4-2の語法解説1
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11556136805.html


Tschüs!



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