すまないっす、
酔いと疲れとボケの進化とで、
どこまで進んでたのかよく思い出せん。

なんとなくこのへんかな、といったところから続けさせていただきます。

あたい、最初の半荘はラスでした。
…ってか、南入したばかりの親番、11,000点持ちのお店のヒトと交代したんすけどね。
その局でムラタさんにハネ満ツモられて、ほぼ万事休す。

だったのだが、これ読んでくれてるヒト、麻雀知らないヒトのほうが多いと思うんで、
この先、麻雀の具体的な描写は避けることにいたす。

スタートはあたいダメダメでしたが、
そのあとはかなりの絶好調で、
逆にムラタさんは、前半けっこう善戦していたものの、途中からだいぶ負けがこんできてました。

ほんでもムラタさんは終始ニコニコ楽しそうに麻雀を打ち続けていた。
自分がミスったときはアタマを抱え、
うわー!と悔しがったりもするが、
その姿さえ好感のもてる光景であった。

ともかくひたすら麻雀を全力で楽しんでいた。

しばらくあたいは、
あぁ、おいらもそんな時期があったなぁ、
と、羨ましく微笑ましくその様子を眺めていましたが、

だいぶ酔っ払ってだいぶ負け続けてるムラタさんが、
しみじみと、

「あー、オレ、今、すっげーシアワセだなぁ。負けてるけど、呑んで麻雀やってるこのひとときがすっげーシアワセだなぁ」
と、心の底から訴えてきたのである。

それを聞いてあたいは、
おもわず、
ナニかに打たれたような思いになりました。
何食わぬ顔でうんうんとややニコニコしてただけだけど、
なんでだか、
とてつもなく感動いたしました。

と同時に、
己のいろんなとこを反省し、
そして、あぁ、このヒトいいなぁ。
めっちゃそう思った。