バスの想い出シリーズ、
たぶんパート1もパート2も、
十年とか十何年前に、どっかのブログで書いておる。
なので、
ひとりふたりくらいは、
見覚えあるなー、
ってヒトがいるかもしれませんが、
まぁ、
十年ぶりに再放送のドラマ観たようなつもりでいてくだされ。


 中3のときの、たぶん六月くらいのこと。
家出たときは、まだそこまで強い雨ではなかった。
でも、バス停までの三分くらいの道のりを歩いてるうちに、かなりの量になってきていた。
普段あんま傘ささなかったあたいでもちょいと後悔するくらいの激しさとなっていった。
もうっ!と思いつつ、傘取りに家に戻るのもシャクなんで、ひたすらバス停へと向かったのだが、いいカンジで降る雨はあたいを着実に濡らし、
ちーん、って気分でバス停に並び、(そうゆうときに限って)なかなか来ないバスを待った。

ところが、並んで数分経った頃、
急に雨が当たらなくなった。
ん!? ラッキー♪雨やんだ?
と思わず空を見上げようとしたら、

なんでだか、
ぼくの頭上に、
開かれた、
傘があった。

…へへへ、
また、
続く、
でやんす…