ラックが旅立ってしまったのは分かっているのに、3週間常にラックを探し続けていたので、外に出るとついついラックの姿を探してしまいます。

うちの団地に数日いたようなので、犬の散歩をしながらも、ラックがここにいた頃時の姿を常に想像し、助けられなかった後悔に駆られています。


ラック、約3週間放浪していたのに、不思議と全く痩せておらず、毛艶もよくなっていました。


神谷内に最初に現れた時、見かけた人が可哀想に思い、外にフードを出していたところ、ラックがここにいた3日間毎晩きれいになくなっていたそうです。

ラックがここを去ってからはずっと手付かずで残っているそうなので、ラックが食べたのだと思われます。


そんな感じであちこちで上手に食べ物を見つけて旅を続けていたのかも知れません。


放浪している姿ばかり思い浮かべると、本当にラックの魂がそのまま彷徨い続けそうなので、里親さんの元に帰り、幸せに過ごすラックの姿を思い浮かべるようにしようと思います。


今回、どうすればラックを救えたのか、考えて行き着く先はやはり一つ。

逃げてからどうすべきだったのか、ではなく、逃げたら絶対に捕まらないことがわかっていたのだから、絶対に逃げないようにするしかなかったのだと。


ラック、特殊な環境で全く外界に触れることなく4歳まで来たので、来てから本当に大変で、バリケンに入れればバリケンを破壊して出てきたり

高さのあるサークルに入れると乗り越えて室内を荒らすに荒らし…




布製のリードは瞬間噛み切り、ワイヤーリードで係留したらオロオロあっち行きこっち行きしながら吠え続け…と、20年に渡り、色んな犬を世話してきた私達でさえ、どうすればこの子が落ち着ける環境を作れるのか分からず困っていました。

でもこの現状を全て伝えた上で、ラックのことを可愛いと、預からせて欲しいと言って下さった、本当に心優しく温かな方で、ラックが行ってから20日間、本当にラックに良くしてくれました。


夜鳴きするラックに一晩中添い寝して、あまり酷いと夜中でも散歩に連れ出してくれ、運動不足で夜鳴くのかも、と駅西から5キロ以上、海まで散歩に連れて行ったり、先代の子と同じように一緒にドライブに行くために、車に慣れる練習をしたり…。


昼は一緒にお店に連れて行って、仕事をする傍に常にラック。夜は一緒に自宅に帰って隣で寝て…。本当にトイレとお風呂、あとちょっと仕事で外に出る時以外はずっと一緒でした。




そのちょっとの外に出た間にお店をがちゃがちゃに破壊されても、大丈夫!守備範囲です!って笑って言ってくれました。


常にラックを大きな愛で包んでくださり、ラックもいつしか安心して側で過ごせるようになり、もう譲渡契約間近…と言うところで、今回の脱走…。


先代もレスキューから、私の元から行った子でした。15年間、最期まで愛してくれて、ラックが馴れれば馴れるほど、つい癖で、今年1月に亡くなったばかりの先代の犬の感覚でラックに接してしまうことはわかっていました。

今更本当に遅いですが、心が通じかけた時の方が油断は出やすいのです…。

すごく頑張ってくれていたので、あんまり外野がわぁわぁ言って、せっかく犬と里親さんの間に出来てきた絆に水を差しても…と思ってしまったのが、私の過ちでした。


呼び戻しが効かない犬。外に出てしまったらパニックになる子、わかっていたから、本当はそれでも強く言わなければならなかったのです。

結果、犬も里親さんも、関わった全て人全て、誰も幸せになれませんでした…


ぐるぐるぐるぐる、考え続けていますが、起きてしまったことはどうしようもありません。


私は今回のことを教訓に、同じ間違いを絶対に繰り返してはならないのです。


こんな中、犬の引取依頼や協力依頼がいくつか来て、また次の段取りに追われています。

本当は協力依頼が来た時、責任を持って引き受けた犬をこんな目に遭わせてしまい、もう他団体からの受け入れは出来ないと思いました。


でも助けを求めている犬はたくさんいて、一緒に活動しているメンバーが、自分たちも預かるから受け入れをしようと強く希望してくれ、行き場のない犬達に私達が出来ることは続けていかなくては…と今決意を新たに次のミッションに挑もうと思っています。


ラックがいたこと絶対に忘れません。胸に刻んで、共に活動を続けていきます。