高畑勲監督の映画「かぐや姫の物語」を久しぶりに見た。やはりあの映画は本当に素晴らしいアニメ映画だと思った。僕たちはそんな映画に出会った時何を思い何をすれば良いのだろうか。言葉や描写に共感して尊敬したり感動したり勇気付けられたりするのが良いのだろうか。あるいは作品から作者の意図を読み取れば良いのだろうか。きっとそれも鑑賞方法の一部だと思うが、それだけならば映画である必要はない。直接文字にしたり言葉にする方が合理的だし伝わりやすいだろう。必要なのは感想を無理やり言葉にまとめようとしない事だ。かぐや姫は人々の欲望や感情に振り回された一人だが、最後月へ帰るときは、その感情を彩と言っていた。月の都の人からは感情はざわめきであり無駄に人や物を傷つける。もし自分が人間ではなくもっと客観的な存在ならば月の都の考えの方が正解に聞こえるだろう。しかし感情を持って生まれてきた以上、感情を享受する必要がある。悲しがある分、喜びもあると考えるのではなく感情を彩と呼ぶ。ただ具体的ではないそんな感想でも良いと思う。尊敬する人や物からわかりやすい言葉などを抽出し取り入れるのではなく、抽象的に感じるだけ。コレが何に応用できるか、僕はまだ分からない。