増一阿含経一節。

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われ今 甘露の門をひらく…

『増一阿含経』より。

















*情報操作を防ぐために。

 前回、第47回衆議院議員選挙の
傾向を見て、一番気になったことは、日本では選挙というものの目的についてまだまだ国民全体の認識が浅いという点だ。

 まず第一に政党を選択する動機が一般的に弱いことである。
 その政党が掲げる政策について深く吟味して投票している人が果たして何人いるのだろうか…。
 これはとても大事な事なのである。なぜならば、それが政治選挙の基本事項であり、「総選挙」といっても、アイドルグループの立ち位置を決める人気投票などとは本質が違うことを先ず明確に認識しなければならない。
 
 特に、前回の選挙の直前にニュース番組などで、ある場面が盛んに放映されていたことが気になった。
インタビューに応じて一般市民が、
「…政策には抵抗がありますが、…政党を支持します。」と答える場面や、
「…党に投票するつもりですが、…政策には反対です。」
などと、平気で答える場面が、繰り返し流されていた。
「…党に投票します。でも、…政策には反対です。」
インタビューに答えた本人のみならず、視聴者もこのような発言の矛盾に全く気がついていないかのように見受けられた。
 情報操作の典型的な例である。
 メディアを通じて繰り返し人の潜在意識に刷り込まれる情報の影響と危険性に充分注意しなければならない。
 ひとつの政党を支持するということ、その代表候補者に投票するということは、基本的にその政党の政策が実行されることを望むということである。
 つまり、その政党や候補者が掲げるマニフェストの全てが「民意」だととらえられても仕方がないのである。
 それだけの覚悟を以て望むもの、それが本来の政治選挙なのだ。
 ある政党が当選して、その後でその政策が国会で可決されることにいくら反対しようが、いくら署名を集めようが、覆すことは出来ない。
 その政策を選んだのが他ならぬ国民自身だからである。
 昨年の6月、選挙権の発生する年齢が18歳以上に変わったが、これからはこういった政治に関する基本的な知識や人並みの関心を持って、国民ひとりひとりが自分の意思で自国の動向に関わって行きたいものである。









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