わたしの頭の中の整理ブログ

わたしの頭の中の整理ブログ

日々、いろんなことについて考えながら生きてますよね。

仕事、健康、会社経営、お金、趣味、パートナーシップ・・・などなど

毎日、頭の中で考えるいろんなことについて、このブログを書くことで整理していきます。

「聴き上手ですね」とよく言われます。

それは、もしかしたら心理カウンセラーだからかもしれません。

それとも、仕事で何万人と面談してきたからかもしれません。

仕事がら、お金にまつわる人生相談や会社の経営相談は数多く受けました。

ですが、当時20代の自分には、経営の経験はなかったので的確なアドバイスもできず、ただただ話を聴くしかなかったのかもしれません。

そんな自分にも経験が積み重なってくると、他の方の成功・失敗事例を話せるようになったり、身につけた知識に基づいた最適なアドバイスができるようになっていきました。

お金の悩みって、かなりシビアでセンシティブで結構生々しいんです。

話しながら泣き出す人もいれば、ヒステリックになって叫ぶ人、大声で怒鳴り散らす人もいます。

その人や家族の生活や経営、従業員さんの生活までも担っているから本気なんですよね。

ヒステリックな人、怒鳴る人が一番苦手でした。
今思えば、僕が『繊細さん』だからかもかもしれません。

どんな人の話も20代半ばからずっと聴いてきました。
話している内容が理解できてもできなくても。

だから、聴き上手になったなのかもしれません。

ちなみに、恋の悩みも嫌いではありません。
それは自分自身もたくさん恋愛で悩んできたからかもしれません。

人の悩みは、全て最終的には”人間関係の悩み”に行き着くと言われています。

恋愛をはじめ、人間関係でもたくさん悩んできましたし、特に親子関係の悩みもありましたから、機会がありましたら、何でも聴かせていただきます。

Amebaでブログを始めよう!

昨日、日中にふと言葉が降りてきた。


『静から動へ』


そして、


『過去を悔やんだり、未来ばかり考えず、

今を大切に生きよう』


という2つ。



ここ最近、

静か動かと言えば、

静の生活を送っていた。


コロナ禍だしあんまり動かないほうがいいかな、

というのが一番強くて静だった。


仕事でもプライベートでも静。


だけど、

これからは少しずつ動いていくことに決めた。



そして、二つ目。


「今を生きる」



これも、

仕事でもプライベートでも当てはまる。


仕事では、

未来への不安ばかり抱いている感じだった。


それでしんどくなっていく。



プライベートも同じ。


特に恋愛というか、男女間のことでは、

過去の恋愛を懐かしんだり、悔やんだりばかり。


だからなのか、

新しい出会いがあってもその人の過去が

なぜか気になる。


過去のパートナーに嫉妬、とかではなく、

過去の恋愛観が気になってしまうのだ。


何でこの人はこんな恋愛をしてきたのか?

もしくはなぜ、恋愛を全くしてこなかったのか?

とかいう過去だ。


それが気になって、相手に質問して、

答えを聞いてその人との未来が不安になったり。


とにかく全く今を楽しめていないのだ。


頭でいろいろ考えて考えて疲弊していく。。。


だから、めっちゃ好きとか、

恋焦がれるとか、恋に夢中とか、盲目とか、

全くない。



だから、これからは

仕事もプライベートも、今を生きる。


今できることをやるしかない。

その積み重ねしかない。



じゃあ、今を生きるって、どういう意味だ?



具体的にどうすること?



自分なりに考えてみた。



今日含めて前後2日くらいを大事に生きるの?


それとも今日だけ?


それでも広い?



こうしてまたあれこれ考えてるわけだけども、

過ぎた時間が過去、まだ来てない時間が未来なら、

今は、たった今しかない、ということになる。



だから、『たった今』を見てみることにした。


とにかく見てみるのだ。


上手くやろう!とか、失敗しないように!とか、

失敗したくない!って考えるとしんどいから、

今を見る。


だから、失敗しちゃうかもしれない。

やっちゃうかもしれない。


それでも、どんな結果も受け容れる。


だけど、

失敗しても次に繰り返さなきゃいいだけだ。



今までの自分の経験則を信じてやろうじゃないか!



常に今を見る。


今の自分の心、感情、想いを見てみる。


それで行動する。言葉を発する。


これが今出てきた答えだ!




大変お世話になっている方が

ラジオで話していた。


笑うのも大切だけど

泣くことも大事、だと。


夏川りみさんの

『花』という歌にも

「泣きなさい 笑いなさい」とあるように、

泣くような辛いことがあるからこそ、

笑える時がくると。


そうしていることで

いつか花が咲くんだと。


結構涙もろいほうなので、

笑うだけじゃなく、

泣くことも惜しまずに、我慢せずに。

夜、いつものように

ウォッカとシークァーサー原液の強炭酸水割りを

飲んでいた。YouTubeを見ながら。


阪神タイガースが快勝。


お酒が美味しい。


そんな時、ふと降りてきた。


『人生、笑って生きた方が得やな』



"笑い"



NK細胞が活性化するとか、

ハッピーホルモンが出るとか、

人間だけに与えられた能力だとか、

諸説いろいろあるけれど、、、、



とにかく人はいつか死ぬわけで、

だけども死ぬまでは生きるわけだから

どうせなら生きてるうちは笑おうじゃないかと。



笑うと楽しいわけで、


いや、

楽しいから笑うわけやし、

面白いから笑うわけで、、、


それやったら、毎日何があっても

どんなことで悩んでも、


毎日、

楽しいことを探してやってみたり、

面白いことを見つけては

いっぱい笑って生きていこうじゃないか!





融資実行に関する仕事は

ひと段落した。


次は来季に向けた就業規則の改定作業と

36協定関連の書類作成だ。


本当に地味な仕事が続く。


と、自分でも感じる。


本業部隊とは全く絡まない仕事だけど、

誰かがやらないといけなくて、

誰かがキチンと理解していないといけない内容だ。


その道のプロである必要はないが、

全く分からない聞いたことないでは困る事柄

でもある。


社内に最低一人は

平均以上の理解度を持ったうえで

行政側と話せる人間が必要。


実際の手続きをプロの士業の人に依頼するにしても

丸投げは無責任で、何かあった時の印象も悪くなる。


今までこのポジションを担っていたのは母親だが、

手続き名、例えば『36協定』を知っている程度で

内容は理解せず、ほぼ丸投げ状態だった。


これからはわたしが担う。


一から理解だ。


本当に地味な仕事だな、と感じる。


だけど、この縁の下の力持ち感が好きで

どこか心地良くもある。


明日もまた

少しずつでも進めよう。







銀行融資が実行された。

3年間据置。

 

この3年間でキャッシュフローを

改善しないといけない。

 

お金があれば

事業は続けられる。

 

『売上を増やして経費を減らす』

 

文章にすればたった13文字の簡単なことだが

まあ難しい。

 

コロナも関係しているが、それだけではない。

 

いや、業界全体で見れば

コロナはプラスに働いていると言っても

過言ではないはずだ。

 

ただ、

ウチは業界の中でも

コロナのプラス面の影響を受けにくい

業務内容なのだ。

 

それは言い訳だ。

 

やるしかないのだ。

 

業務内容の見直しと拡大。

新規顧客の開拓

ドブ板営業

値段交渉

 

やるべきことが盛り沢山だ。

課題も山積み。

 

できることから

毎日1つずつやって

一歩ずつ前に進んでいこう。

 

 

 

 

 

「一隅を照らす」とは、日本の天台宗の開祖である『最澄』の言葉。「一隅」は「片すみ」という意味で、『一隅を照らす』とは、「片すみの誰も注目しない物事に、しっかりと取り組む人こそ尊い人である」という意味。

 

 

「この言葉こそ、

今のあなたに必要な言葉ですよ」

 

今から数ヶ月前、

大変お世話になっているある方から、そう言われた。

 

 

確かに自分には、

 

「誰かに注目されたい、認められたい」

「表舞台で派手に活躍したい」

 

そういう気持ちが少なからずあった。

 

セミナー講師。著者。有名カウンセラー・・・。

 

テレビドラマでいえば「主役」になりたかったのだ。

 

 

それで約3年前に、地方公務員を退職した。

 

そこからは、

あまり上手くいかない人生を送っていた。

 

 

コロナ前に転機が訪れて、

今は生活や仕事内容を変えた。

 

 

両親の会社の財務や労務、経理など総務系の

仕事をこなしている。

 

 

少なからず、過去の仕事の知識や経験の他、

取得した資格の知識も役立っている。

 

 

これらの仕事は、はっきり言って

会社の中では地味な仕事だ。

 

縁の下の力持ち的で、

あまり感謝されたり喜ばれたりすることもない。

 

給与関係にも触れるので、

時には社員さんから恨まれることさえある。

 

 

でも、自分にとって、

その類いの仕事が向いている、合っている

ということに気づいた。

 

 

そしてもう一つ、

気づいたことがある。それは、

 

”脇役”として舞台に立ち、

その役をうまく演じることこそが

自分にとっての”表舞台での活躍する姿”

なのかもしれない

 

ということに。

 

 

そういった裏方の仕事は、

テレビドラマで例えるならば”脇役”

と言えるのではないか。

 

1話に1回顔を出すか出さないかの、

主役の行きつけのBARのマスターのような。

 

だけど、

主役だけでは、ドラマは成立しない。

 

恋敵や仕事のライバル、主役の仲間やパートナー、

犯人役といった悪役もいなければ、

主役は主役として引き立たないし、

活躍する姿を見せようがない。

 

 

それこそ、

誰もがドラマの主役をめざしたくなるのが

今の世の中かもしれない。

 

YouTube、ラジオ、出版など、

今までなら、自らが発信するには

相当高いハードルだったものが、

簡単に、低コストで発信できるようになった。

 

”バズらせ”れば、

素人でも高額のお金を手にすることもできる。

 

だからこそ、

みんなが”主役”をめざさないといけないような、

そんな世の中になりつつある、

とも言えるのではないか。

 

 

人前で話したり、動画を出したり、本を出版したりすることも、

もしご縁や機会があれば、やるかもしれない。

 

 

だけど、わたしは”名脇役”を極めることにした。

 

それがわたしにとっての人生という舞台での

”活躍の場”であり、”生きる道”だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今晩、

社長である親父とサシで飲みにいく。

 

サシで飲むのは

数年ぶりか。

 

ひと月前まで実家で同居させてもらっていたが、

それでも二人で飲みにいくことはまずなかった。

 

コロナ禍であることも大きな理由の一つだが、

親父は会話が下手だからだ。

 

特に身内が話し相手だと

気持ちが先行して、すぐに声が大きくなり

感情的になるところがある。

 

わたしは冷静でクールなタイプなので

そんな父を冷ややかな目で見てしまうところがある。

 

それでも、

会社のピンチである今は

悠長なことは言ってられない。

 

今日の社長である親父とのサシ飲みは

 

会社を再建するのは誰か?PART3 〜現状を共有する〜

 

にも当てはまるし、

 

会社を再建するのは誰か?PART5 〜小さい会社こそチームプレーが必要になる〜

 

としても大切になるので、

ひとまずこちらは感情的にならずに

冷静に向き合ってこようと思う。

 

そして、そのアクションこそが、まさに

 

千里の道も一歩から

 

の一歩になると確信しているから。

 

 

今夜帰ってきて余力があれば

また更新しようと思っている。

 

 
 

あれやこれやと

課題が山積み(のように感じている。)。

 

 

会社が潤い、

従業員さんやその家族の生活が潤う。

 

その間には、

取引先の企業さんも潤い、

お世話になっている金融機関さんの潤いもある。

 

そして

私たち経営陣も潤う。

 

これらが

わたしの考えるゴールというか、

今めざしてる目標。

 

 

潤いは

お金だけではない。

 

 

心の豊かさや楽しさ、健康的で、

笑顔で穏やかに過ごせる日々が

やってくる。

 

自分らしく生きていて

自分を幸せにできている。

 

それが

わたしの考える潤い。

 

 

そこにたどり着くには遠くて、

険しい道のりがある。

 

 

潤いは、

最終目的地まで辿り着かなくとも

その道中でも感じることができる。

 

だから、目の前にある壁が高かろうと

大きかろうと、厚かろうと、

踏み出さないといけない。

 

ただ、

不安を抱き、悪い結果を憂いていても

何も変わらない。

 

いや、変わる。

 

時間だけが過ぎ、

命の、人生のタイムリミットが

刻一刻と迫ってくる。

 

 

 

【千里の道も一歩から】

 

『遠い旅路も第一歩から始まる。

どんな大事業も手近なところから

始まることのたとえ』

 

 

手近なところから手をつける。

 

一つの検索。

一本の電話。

 

そういったアクションを起こすことで

何かしらの結果が出る。

 

すると

その一歩進んだ場所から

新しい景色を見ることになる。

 

一歩前の場所から見るのとは変わる。

 

その違いは僅かかもしれない。

 

だけど、確実に変わる。

 

 

闇雲に足を踏み出せばいい

わけではない。

 

負けない選択をしなければいけない。

 

負けさえしなければ、

勝負は続けられるからだ。

 

 

ーーーーー

 

【ゴーイングコンサーン(Going Concern)】

 

「継続企業の前提。これは企業等が将来に

わたって存続するという前提のこと」

(Wikipediaより)

 

 

先ほど、

 

「会社や従業員さんやその家族、

その他関わる人や会社が”潤うこと”が

ゴールであり、めざしている目標」

 

と書いたが、

企業は、利益を出すことよりもまず、

事業が継続していくことが

最も大事だ。



もちろん、利益を出し続けながら

事業が継続していくことが理想であることは

言うまでもない。

 


ただ、一方で、事業を起こしても、

倒産や廃業で続かない企業も少なくない。

 

企業後10年後には

その4分の1しか生き残れない

 

とも言われている。



コロナ禍で、

さらに会社生存率は下がっているはずだ。

 

 

だから、

ゴールが”潤い”と言ったが、

会社が倒産せずに継続していくことが

最も大事だということだ。

 

つまり、

 

”負けないこと”

 

を大前提に手近でできることから始め、

努力を続けていく。

 

そして、そのプロセスで、

事業に関わってくださる方や企業さんに

”潤い”を与えていくことを目標にする。

 

こちらの旅路のほうが現実的で、

道中にも幸せや喜びが

たくさん落ちている気がする。

 

 

 

 

 

『さて、今日は何を書こうか・・・!?』

 

と考え始めると却って書けなくなる。

 

さらに、

わたしは、例えば切羽詰まってくると、

 

「今、切羽詰まってます」

 

と、なかなか言い出せないタイプだ。

 

とすると、わたしは

切羽詰まっている状況で、なおかつ、

アウトプットする内容を頭で思考し始めると

何も書けなくなって完全に手が止まってしまう。

 

 

だけど、今はこうして記事を書けている。

 

いつの間にか、

 

『何か誰かの役に立つことを書かねば』

 

という思考になって、

その”役に立ちそうなこと”を考えていて

書けなかったのかもしれない。

 

今はただ感じているまま

キーボードを叩いている。

 

 

会社のこと、

課題はまだまだたくさんある。

 

今は、

営業用の簡単な会社案内を作成中だ。

 

さらに

融資の話も進めている。

 

 

営業、

事業運営、

経理、

財務、

労務、

総務、

人事、

経営者の視点

 

会社経営を円滑に進めるには

あらゆる業務の歯車がしっかりと

確実に回っている必要がある。

 

だからこそ、

各所の定期点検が必須で、

きちんと点検をしようと思えば、

その分野に長けた人がチェックする必要が

当然出てくる。

 

チェックを怠ったり

いい加減なチェックをしてしまうと、

いつかどこかの歯車が回らなくなり、

狂い、噛み合わなくなってしまう時が来る。

 

 

お金は

減り始めるとあっという間に無くなっていく。

 

これは

会社経営でも私生活でも同じ。

 

会社の場合は

たいてい税理士さんと顧問契約をしているから、

月次の試算表などをとおして

税理士さんとともにチェックすることは可能だが、

会社側と税理士側双方が”腹を割って”話さなければ、

無意味な”ただの数字確認作業”になってしまいかねない。

 

 

公務員で滞納税金回収の仕事をしていたときも、

滞納している会社の社長さんが、よく

 

「税金やお金のことは税理士さんに任せてます」

 

と言っていた。

 

こう言われると、徴収職員のわたしは

 

「税理士さんは、

会社の経営状態や資産状況は管理してくれますが、

お財布の管理までしてくれませんよ。

ですから、

社長さんが”主体的に”お財布の管理をしていかないと、

万が一の時に手遅れになりますよ」

 

と返答していた。

 

 

こういった経験を

今、有効活用しているつもりだ。

 

 

うちの会社でも、ごく最近まで

社長である父は経理の母に、

経理である母は税理士さんに、

お財布の管理を任せているような感覚でいた。

 

どこか税理士さんに”依存”しているような感覚だ。

 

何かの購入の際、母が

 

「これ買っても大丈夫でしょうか?」

 

と、税理士さんに電話確認するのを

よく耳にした。

 

税理士さんは未来が全てが見える”神様”ではない。

 

そして、

リアルタイムに資金繰りを把握しているわけでも

ないのだ。

 

特に今はコロナ禍なので、

会社への来訪はなく、月次資料を郵送でやり取り

しているような状況だ。

 

だから、売上額やキャッシュフローの状況は

1ヶ月以上遅れて把握しているのだ。

 

数ヶ月前のお財布の中を見ている人に、

 

「コレ、買っていいですか?」

 

と聞いても的確な答えは当然導き出せないし、

税理士さんも正直、返答に困っているのではないか?

と、わたしは感じた。

 

だから最近は、

 

「それは税理士さんに確認しても仕方ないから、

ぼくたちで判断して決めていこう」

 

と、言うようにしているし、

わたしが常にリアルタイムで

キャッシュフローの状況を把握するようにしている。

 

そして、

会社の”お財布”を管理している母とは、

常にその状況を共有している。

 

私生活でもそうだが、お金の悩みを抱えると、

気持ちが萎える。

元気がなくなる。

後ろ向きで暗い気持ちになる。

 

だから、母のその”重い荷物”を

一緒に持つ。

 

その上で、

少しでも早いタイミングで

”次の一手”を打っている。

 

それでも、

やれることはまだまだある。

 

必ずある。

 

先日、メイン取引をしている銀行の営業マンが

会社にやってきた。

 

数週間前に追加融資の話を持ってきてくれて、

その融資審査の際に必要な資料や情報の収集に

来たのだ。

 

そのとき、社長である父は不在。

 

経理をずっとしてきた母は会社にいたが、

 

「アンタに頼んどくわ」

 

と言って、わたし一人で対応することになった。

 

 

向こうは新卒2年目くらいの20代半ばの好青年。

 

上司から確認をとってくるように言われたことを

必死にわたしに伝えてくる。

そして、固い話が続くと、同じく上司のアドバイスなのか、

 

「固い話ばかり続いたので、

趣味の話など聞かせてください」

 

などと、不器用に場を和ませようとしていた。

 

わたしもそれに乗っかって、

バイクやドライブの話で

お互いに少し笑みがこぼれた。

 

 

わたしが会社に関与し始めたのは

約1年半ほど前。

 

その当初から、

家族間でしている社内での会話を聞いたり

銀行の人が来た時の対応を見ていると、

どうやら父も母も、

銀行さんを好きでないように感じていた。

 

その影響を受けてか、

銀行の人とほぼやり取りしない運送事務担当の弟まで、

 

「いきなり何しにくるんだ!?」

 

「長い時間居て、業務の邪魔だ」

 

といった感じで煙たがっている。

 

 

一方わたしはというと、銀行さんは

好きでも嫌いでもなくニュートラルな存在だ。

 

 

「お金を借りるときは『神様』。

返せ言うたら『鬼』呼ばわりや」

 

 

これは、昔は竹内力さんが演じ、

最近では千原ジュニアさんが演じる

『ミナミの帝王』の主人公・萬田銀次郎の

名ゼリフだ。

 

 

税務署や地方自治体で

滞納税金の回収をしていたわたしには、

そのセリフの意味を肌感で理解できる。

 

なぜなら、税金は貸金でこそないが、

取り立てる行為は貸金のそれと近く、

さらに、税金回収に与えられた法的な権限は、

代表的な

裁判所を介さない自力の財産差押執行権をはじめ

貸金業者よりかなり強力なため、

納税者や市民から厳しい言葉を

数多くいただいたからだ。

 

 

少し脱線したが、

銀行さんから幾らかでも融資を受けている以上(これから受ける場合も)、

嫌ったり煙たがる理由などないのだ。

 

例えば、こちらは借入ゼロ、一方で、

何億円もの預金をしているといった状況で、

それでもしつこく


「預けてください」

「借りてください」

「投資してください」


などと訪問してくるというのであれば話は別だが、

弊社の現状はそうではない。

 

だからといって、

必要以上にへりくだる必要もない。

 

ごく普通に、

他の仕事の取引先と同様に接していれば良いのだ。

 

貸す銀行さんの方も貸付利息で儲けていて、

こちらも融資を受けることで

会社を経営し続けられているのだから。

 

 

どちらが上だとかそういうことではなく、

互いがギブアンドテイクの関係なのだから、

普通に対等なビジネスパートナーとして

付き合えばいいのだ。

 

 

銀行さんの営業マンも人間だ。

 

 

笑顔で迎え入れてくれれば、

「この会社のために上司に掛け合ってあげよう」

ともなるだろうし、一方で、

煙たがって邪魔者のように扱われれば、

「最低限、貸倒れにさえならないように注視して、

あとは訪問も控えよう」

などと、会社に対するマイナスイメージを持ったり、

後任にも良くない印象を引き継ぐに違いない。

 

 

わたしも税金回収のときの担当案件を

後任に引き継ぐときに数字的な事実に加えて、

社長さんに対する個人的な印象も伝達していた。

 

 

さてさて、

冒頭の追加融資の話がどうかうまくいくように、

これからも好青年営業マンと

いい関係を継続していこうと思う。

 

そのためにも

受け身にならず(苦手意識を持つとどうしても受け身になりがち)、

必要な書類や情報は、

こちらから積極的に提供していくつもりだ。

 

それもこれも

全て会社再建と事業継続のためだ。

 

 

「お金を借りるときは『ビジネスパートナー』。

返せ言われても『ビジネスパートナー』」