覚悟の力 | ぷかぷか ゆらゆら

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あらがうことなく流れのままに

比叡山延暦寺は最澄さんが

開かれた天台宗のお寺さん。

 

天台宗の

総本山延暦寺では

元々、十二年間、山に籠って

修行することが決められて

いたそうです。

 

っが平安時代の後期になると

結界をやぶって

京都まで遊びにいく者が

出てきたそうです。

 

乱れがよくないと

正そうと籠山制度を

復活させるも

また乱れ、正すを

繰り返していたようです。

 

織田信長の焼き討ちのあと

再建されるも

最澄さんの御廟

(最澄さんがおられるところ)

浄土院が再建されたのは

江戸時代。


やっと再建されても

守られる方がいなく

せっかくなら最澄さんに

お仕えする人に

十二年籠山行もしてもらうと

そちらも復活できるとなり

今の形の十二年籠山行が

できたそうです。

 

お大師様にお仕えする人は

浄土院から

出ることは許されず

他の人とも接してはいけない。


病気になっても

お医者さんに

診てもらえず

どんなことがあろうとも

山を下りることは出来ない。

 

決められた

スケジュール通りの

お勤めや掃除をし

自分自身と向き合う

それが十二年籠山行。

 

十二年という年数は

密教の『蘇悉地経』という

お経の中に

「最下鈍の者

(一番レベルの低いもの)でも、

十二年間1つのことを行えば

必ず一験を得る」と

書かれているそうです。

 

日本の教育制度が

小学校6年、

中学校3年、高校3年

合わせて12年というのは

ここから来たとも

言われているそうです。

 

そちらで満行された方

宮本祖豊さんが

執筆された本を

お仲間さんが

貸して下さいました。

 

とってもためになる本

少しだけ紹介したいと

思います。