安藤美姫選手に対して流した涙がもらい泣きの涙だとしたら、浅田真央選手に対して流した涙は「なんて凄いんだ!」って尊敬と、良かったねって祝福が入り混じった涙だったんじゃないかな。
「なんて立派になって……」って親目線の涙もかなりあったのは否めないわけでして。

ずうっと真央chanが成長してる姿をメディアを通して見守らせてもらっていると、自然とそんな感情になってしまっているのです。


キム・ヨナ選手が母国・韓国で“国民の妹”といわれてるのだったら、真央chanは“国民の娘”ですよね、一定の年齢より上の人間にとったら。
『プレミアA』での真央chanのインタビューを見てる時の安藤優子さんをはじめ、サンプラザ中野さん、リチャードこと児玉清さんの顔っ
たらもう、可愛い可愛い子を我が子のように見守っている目だったんですよ。
それを見てて私はちょっと感じたことがありました。


例外はあるでしょうが、真央chan見てて笑顔にならない人、少ないと思いませんか?
演技中はそりゃあうっとりと見てますが、インタビューであったりキス&クライでの真央chanはまだまだあどけなくて、微笑ましい。
見てて自然と笑顔になってしまう。
それって真央chanにとってもプラスだけど、見てる側の人間にとってもプラスの感情だと思うのですよ。
今、私がしてる研修の項目のひとつに笑顔になろうというのもあるのだけど、真央chanを見てる安藤さんの顔を見てて思ったの、誰にでも
見てたら笑顔になれるもの、あるんじゃないかなって。
そこから仕事に関してのちょっとしたアイデアまで生まれてきたんです。
真央chanと安藤さんに感謝しなくっちゃ。


それまではね、真央chanの笑顔は違う意味で強い、と思ってたんです。
真央chanのあの曇りひとつない純粋な瞳で見つめられて、その目を真っ直ぐ見つめ返せますか?
あの瞳と笑顔を見てて、やましく思う自分がどこかにいない?
って。
ずるい大人になってはいかんのだよ。
きっと、心にやましいことがある時、真央chanの笑顔は眩しいのじゃないかな。


ほとんど観念論になってしまいましたが、真央chanのフリープログラムの演技、決定的なミスからの立ち直る力には心から感心、尊敬するばかりです。
でもここはまだまだ通過点。
今回のフリープログラムは真央chanにとって「パーフェクト」でなかったことは誰の目にも明らかだし、真央chan本人が一番そう思い、悔
しく感じているのでしょう。
だからもっともっと真央chanは強い選手になっていける。
真央chanが積み上げてきた成長を見てきたこと、これからも見ていけることが本当に嬉しい。
これからも、応援させてくださいネ。


真央chan、世界フィギュアスケート選手権優勝、おめでとうございます♪





2008年3月22日はフィギュアスケートファンとして、極上に素敵な日であり、沢山の感情が生まれた日となりました。
ほんっとにすっごく色んなことを考えたので、順々に章立てて書いていきたいと思っています。
だから、浅田真央選手、中野友加里選手のことも勿論、別に章立てて書きます。
なにせ朝からフィギュアスケートの放送漬けの一日でしたものね、嬉しいことも悔しいことも、学ぶこともいっぱいあったのです。


とはいえ、まずは男子、でしょう。
ショートプログラムの放送があって、素晴らしいショートをしたジェフリー・バトル選手、ジョニー・ウィアー選手、トマシュ・ベルネル
選手
一方で高橋大輔選手、ブライアン・ジュベール選手は納得のいかない出来で。
でも妥当なメンバーが最終グループに揃う。
もう、それだけでワクワクして夜の放送開始を待ちました。
生中継で大会を見るのって、私にはあまりない機会でした。
昨年どこかのGPシリーズ友加里chanが出場した大会を生中継していたけれど、私、友加里chanのことが心配すぎて見ていられなかった
んですよね。
時間差で再生してて、ネットで結果を知って安心してから友加里chanの演技を見たもの。
なのに今回のフリーはどこかで安心してリアルタイムで見ていられたのです。


それは最終組の6人が全員好きで応援していて、誰が優勝しても「おめでとう!」って喜べる確信があったからです。
ほんと、それぞれの選手を懸命に応援しているファンの方たちには申し訳ないと思うのですが、私は選手たちの力が拮抗していて「よ~い、ドン!」なこの状態が大好きなのです。
そりゃ、大輔kunへの思い入れが一番強いのでしょうが、ジョニーもジェフも好きだし、ジュベとトマシュは可愛いと思うし、ランビは尊敬してるのですよ。
ん~、やっぱり一番好きな選手がプルシェンコで、プルが参戦してないから楽に見られるというとこはあるのかな。
トリノ五輪の時は心臓、痛かったもの。


でもね、icenetwork.comのジョニーとジェフの記事を読んで、自分のブログで取り上げたからというのもあるのか、ジョニーとジェフに勝って欲しい、表彰台に乗って欲しいという気持ちは強かったです。
ショートが終わった後、一番恐い選手だと思っていたのはトマシュなんですけどね。
トマシュが勢いにのってそのままいっちゃうのもアリかな、と。
ある程度フィギュアスケートを見てる人間だったらこの6人の中で4回転がクリーンに跳べて、優勝に近いのは誰かって考えたら、ここ数
年の怪我とかも考慮してジェフとジョニーは外しちゃうでしょう?
ジュベがまさにそうで、大会前のインタビューで「優勝の可能性がある選手はランビエールと大輔と僕の3人」て言ってたくらいだもの。
ジュベは自分がベストな状態になったら勝てると確信していた。
一方でジョニーとジェフも自分たちのいる状況というのを把握していて、世界フィギュアでの目標を「自分の出来るエレメンツを完璧にク
リーンにやること」においていたのですね。
そして焦点を絞ってきたことが完璧に出来たジェフが優勝し、ジョニーは自身初の世界選手権でのメダルを獲得できた。


同じこと考えている人は多いと思うのだけど、トマシュには経験が足りず、大輔kunには気負いと調整ミスがあった。
そしてジュベとジュベのコーチ陣には計算ミスがあった。
4回転を3回跳ぶ必要は確かになかったかもしれない、でも最後のコンビネーションジャンプを2回転半-1回転にすることはなかったんじゃないかな。
4回転2回跳んで、3回転からのコンビジャンプにしてれば優勝、だったでしょ、たられば論だけれど。
このパターンは悔しいんですよね、ソルトレーク五輪の時のスルツカヤ選手のパターンで。
解説の荒川静香さんが繰り返し言っていたけど、これが“滑走順のあや”ですよね。
もし、大輔kunかランビが最終滑走者だったらジュベは4回転に3回チャレンジしたでしょう。
それがジュベールだもの。


「出来ることを“全部”完璧にしないと世界王者にはなれない」
つくづく感じます。
逆にジェフはその通りにして、出来た。
ジョニーは判定でいくつか点を引かれてしまったけれど、自身では納得して笑顔になれた。
ランビは納得がいかなかった。
じゃあ、大輔kunは?


大輔kunには何がいけなかったか解かってるんじゃないかなぁと、試合後のインタビューを見てて思いました。
勉強不足、それはあったよね。
解説の本田武史kunは演技後に即、「キックオフされるかも」とコメントしてますよね。
それは武史kunがそのパターンを幾度か解説してきて、学習したから。
これ系のミス、大輔kunはトリノ五輪のフリーでしてるし、織田信成kunも全日本のフリーでしてる
それを忘れてしまう精神状態だったってことでしょう。
究極の精神状態にいる中で考えろっていうのは無理な要求かもしれないけれど、数重ねるなかで身につくことだと思えば、今回のこのミス
は大輔kunにとったら貴重な経験ですよ。
これ、忘れないでしょう?


調整ミスに関しては競技日程に合わせたスケジューリングというものを、大輔kunチームであり、日本スケート連盟関係者に考えてもらう必要があることですよね。
ただ大輔kunチームに少し考えて欲しいと思ったのは、モロゾフコーチは大輔kunだけのコーチじゃないってことでして。
この大会と、世界ジュニア選手権見てて、キス&クライにニコライが座ってる姿、かなりの回数見てますよね。
覚えてるだけでもジュニアの男子とアイスダンス、世界フィギュアで女子、アイスダンス、男子。
美姫chanなんてニコライの元で練習するために世界ジュニアでリッポン選手についてるニコライに合わせて、フィンランドに行ったほど。
ニコライが卓越したコーチで、教え子たちが優秀であるが故に、こういう弊害が起きてしまうのだろうなぁ。
そういうパターンもあるって大輔kun自身、チーム、連盟の人たちが認識したというのも大事な経験値だと思います。


ほんと、大輔kun本人とファンの方たちには申し訳ないけれど、この経験値を次に活かすために、金以外のメダルを得てしまうよりもメダルを取れなくて良かったと思っています。
多分、銅メダルもらっても大輔kun、まったく嬉しくなかったでしょうし
そう思うとアテネ五輪で銀メダルになって憮然とした表情で「金メダル以外嬉しくない」とインタビューに答えていた伊調千春選手は、ほ
んと、男前だったわ。

大輔kunにとって今の目標は「バンクーバーでの金メダル」。
その為には、この経験は貴重です。
でも今回の経験は最終組で滑った6人についても、同じように得られた経験なのですよね。
それをどう活かしていくか?
活かせた選手がバンクーバーでの金メダルに近づけるはず。
実力が拮抗しているからこそ、誰がどうやって抜け出すか?
今からの日々がもう、楽しみで楽しみで仕方ありません。




ええ、涙、涙していたのはテレビの前のわたくしです。
ちょっと感傷的な気分になっているのかなぁ?でもやっぱり日本の3選手の戦いぶり見ていると泣けてきます。
海外の選手たちも勿論好きなので演技に触れたいのですが、今回は思うことがいっぱいあり過ぎたので、まずは日本の3選手への思いを語
らせて下さい。


安藤美姫選手の棄権は、本当に残念だったけれど、美姫chanの涙を見ていて私は残念だね、という思いと同時に、美姫chanの成長を強く感じていました。
美姫chan、悔しいって泣いてたじゃないですか。

トリノ五輪の時、その次の年の途中まで、私は本来悔しがるべき時に笑顔を見せてしまう美姫chanが気がかりでした。
本当は悔しくて泣きたいのだろうに、自分の演技の中に意識的に少しでもいい部分を見つけて、そこが出来たからいいんです、って笑顔を
見せることを自分に強いてるように私には見えたのですね。
それはプラス思考なのか、それとも意識のすり替えなのか。
そういう考え方はアスリートとして好ましいのか?
私にはよく解からない。
でも、その笑顔に反感を抱く人もいる。
それは事実。
美姫chanは美姫chanなりに、自分を守るためにそういう答え方を覚えてしまったのでしょう。
辛くても、悔しくても、笑顔でいる、それが美姫chanの意地だったのかもしれない。
でもどうしても無理してるとしか見えなくて、私は美姫chanの心が心配でした。


だけど今回のフリープログラムでニコライ・モロゾフコーチの反対を押し切って自分の意志でリンクに立ち、自分で途中棄権することを選んだ美姫chanの表情は悔しさが率直に表れてました。
そしてインタビューの場に現れた美姫chanは、涙を隠そうともしませんでした
自分は沢山の人たちに支えられているんだ、多くのファンが応援してくれているんだ、2007年の世界女王なんだ。
だから責任がある、責任を果たさなくちゃいけない。
なのに満足に演技できない。
どれほど美姫chanがこの棄権を悔しく、申し訳なく思っているかが涙と、冷静なコメントから伝わってきて胸を打たれました。


悔しいね、残念だね。
美姫chanに対してそう思いながら、美姫chanがこうして感情を素直に表せるようになっていたことが私は嬉しかったのです。
本当はどんな時だって、悔しかったはずです。
でも、それをマスコミを通して表すことがイヤと思ってしまう、競技に対して真剣であることを見せることがイヤという照れみたいな感情
が、美姫chanにはあったんじゃないかと思うのです。
今の美姫chanは自分の気持ちを守るために張り巡らしていた世間に対してのガードが壊れても構わないと思うほどに、フィギュアスケート
と真摯に向かいあっている。
そしてマスコミの向こうにいるファンに自分の気持ちを伝えて欲しいと、思えるようになった。


素晴らしい伸び幅の成長じゃないですか。
以前にも書いたけれど、“人は変われる”そうまざまざと私に教えてくれたのが、安藤美姫選手です。
今回の棄権と涙は、美姫chanの心の成長の現れだと私は思います。
それが嬉しくて、流した涙も私にはあるのです。
涙を「ありがとう」。


シーズンオフには肩の手術を決めている美姫chan。
ゆっくり焦らず、まずは肉体を治していってください。
美姫chanが望む演技が、なんの不安もなく出来る肉体を取り戻してください。
そしてまた一歩一歩、女王への階段を踏みしめていく姿を、見せてもらえたらと思います。
いっぱい辛いことがあった今シーズン、絶対、これからの美姫chanの競技生活には良い経験となります。
心から応援しています。




「関心あるもんにだけ
頑張ってる人にだけ
不器用になる そんなぼくに
フレー フレー
エールをおくろう!!!」


最も人生に迷っていた頃に、どうして私は大江千里くんの曲たちを聴こうとしなかったんだろう?
一番千里くんの曲であり、またECHOESの曲を聴いていた頃って私、自分の感性にそれほど疑問をもってなかったし、夢ももってた。
なのに自分が信じられなくなって、人も信じられなくなって、家から出るの嫌だけど生活しなくちゃだから日払いのバイトをしてたって頃
には、誰の歌も聴いてた記憶がないの。
……ひたすら推理小説読んでたのかなぁ?
本来なら心を励ましてくれる曲を最も必要としている情況、なんじゃないかな。
でも、心が受け付けなかった。
素直に聴く心がなかった。
音楽でさえ心の中に入ってこられるのを拒絶してた。
そうなのかもしれない。


「単純だけど かたくなだけど
時間に負けたくないよ」


千里くんのこの頃の詞は真っ直ぐですよね。
心を外にも自分にも閉ざしていたから、真っ直ぐな言葉を聞きたくなかった、真っ直ぐにぶつかってこられることが苦痛だった。
そんな頃もあったのです。


今は、心を開いて受け止められます。
そしてこの曲にエールを送ってほしい。
エールを送って欲しいし、私に影響を与えてくれている多くの人たちにエールを送れる自分でいたい。


「ここぞというときだけ
決められない弱さに
しゃがんでいる そんなきみに
フレー フレー
エールをおくろう!!!」


作詞/作曲:大江千里
歌詞はUta-Netより引用しています。
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「いくつもの出会いから
ほんの少しの友達ができたよ
うまく生きてゆくのは
あいかわらず下手だけど」


すご~く不思議なのだけれど、リアルタイムで聴いたTM NETWORKの曲の中で一番最初に好きになった曲が、この『Confession~告白~』なのです。
何が私をそんなに惹きつけたのか、当時の自分がよく解からない。
うまく生きてゆくのが下手という部分に、自分を重ねていたのかもしれないと今なら思うけれど、当時はそんなこと考えてなかったような
気がするのですよ。
16で自分の生き方が下手かどうかなんて、完全には判断出来ないでしょう?
下手だと思ってはいたのかもしれないけど。


「向かいのビルの窓辺に
もたれたブロンドのレディ交差点みつめて
道端で新聞かかえた
プエルトリコの少年は ダイムを数える」


この部分がすごく好きでした。
TM NETWORKらしい歌詞というか、これは場面描写であって特にメッセージはないじゃないですか。
なのに大好きだった。
……よく解からない。
アメリカ的な風景に憧れがあったのかしらね。


今だったら上手く生きていくのが下手な自分を肯定できるとこが好きだな、と思うわけです。
年齢を重ねて人生経験を浅くはあれど積むと、上手く生きてる人を見る機会はいくらでもありますよね。
それに対して自分は……と自分を卑下してしまう。
もしくはあんな風には生きたくないと思う。
あぁ、そう生きたいと思う人もいるか、私がそう思わないってだけで。

生きてゆくのが下手だとしても、自分に人に、誠実に生きたいです。


「今度向かいあったら
ほほえむだけでわかる気がする
うまく生きてゆくのは
あいかわらず下手だけど」


作詞:西門加里 作曲:木根尚登
歌詞はUta-Netより引用しています。
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