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こんにちは!
あーーーとか言っていたら、年末に突入しました。
今年は新作ゲームが豊作でさらには良作が多く、いい意味で忙しい一年でした。
来年はFF7、聖剣3、創の軌跡が発売予定のようですし楽しみですね。
さて、本日ご紹介したいのはあまりの売れ行きに入荷待ちが続出し、
アマゾンでの転売が横行したリングフィットアドベンチャーの感想を述べたいと思います。
リングフィットアドベンチャーは、フィットネス系アドベンチャーRPGという新ジャンルのゲームです(と勝手に思っています)。
Wii Fitはフィットネスを楽しくやろう!というものでしたので、ゲームをやりたい人はすぐに飽きてしまうものでした。
しかし、リングフィットアドベンチャーは、フィットネスを行うことによってステージをクリアし、ストーリーを進めるというもので、ゲーム性が主軸にあります。
平たく言うならば、ゲーマーの心を熟知した方により制作された、ゲーマーがヒイヒイ言いながらついつい運動してしまうようなゲームであります。
■走らないと進まないクラッシュバンディクー
足踏みをするとキャラクターが進み始めるのですが、一方通行のコースをひたすら走って、障害物を避けたり壊したりしながら進みます。ジャンプ台ではスクワットしたり、扉を開けるのに空気砲撃ったりとやることが多いです。けっこういいスピードで走るので最高スピードで走っていると爽快感もあります(よくアイテムを取り逃しますが)。
■運動強度を変えられる
アドベンチャーの開始時、終了時に運動強度について聞かれます。今日はちょっとがんばれそうとかキツイとかそういったときにゲーム側から聞いてくれるのは大変ありがたいです。最初は様子見で軽めの運動強度にしていましたが、今は28まで上げました。最初の楽さはなんだったの!?というくらいつらいです。プランクがつらいです。
■効率的に敵を倒すために、やりたくない筋トレメニューを選ばずにはいられない
スキルに攻撃力や範囲指定があります。さらには敵の弱点属性があるため、戦闘を効率良く進めたいと思うと、自ずと選択できるスキルが決まってきます。つまりできるだけ選びたくないようなキツイ運動を要求されるスキルでも、選ぶしかないのです。もちろんその他の楽なスキルを選んでスムージー(回復薬)をがぶ飲みして進めるという手ももちろんあります。しかし、ゲーマーというものは効率的な戦闘をしたくなる生き物ですので「チクショー!!!」と叫びながらリングアローを選択します。
■長時間できない、やらせてくれない
低い運動強度で楽して、はーこんなもんか。とか思っていると、ゲーム側から運動強度が低いと指摘されます。自分に甘いので地味にこういうのはありがたいです。短時間で効率よくできるような工夫と思います。おかげさまで1日にほかのゲームにも手を出せます。
■運動すると体が軽くなる
体重が減るかどうかはさておき、普段デスクワークをしている身としましては、ストレッチをするだけでも次の日の身体の軽さが違います。少なくとも肩こりや腰痛には効いています。
■あがる声掛け
相棒のリングがなにかと応援してくれます。「がんばって!」「輝いているよ!」「キレッキレだね!」などなど。結構励まされます。ちなみに手を抜くともっとがんばろうと指摘されます(笑)
■スキルボードが出たら埋めずにはいられない
これはわかってるなと。スキルボードが出たら全部埋めたくなるのがゲーマーの性・・・。レベリングに勤しむことになるでしょう。
■豆知識がありがたい
トレーニングの終わりに豆知識を教えてくれ、結構ためになります。ツイッターよりはるかにちゃんとした情報を提供しているなーと思います。
リングフィットアドベンチャーは、運動が健康の為に重要なことはわかっているしできるならやりたいけれど、方法も時間の確保もなにかとハードルが高いとお考えの方にピッタリだと思います。ボディビルや理想の身体をつくろう!体重を10kg減らそう!という方には向いていないかと。ジムのパーソナルトレーニングに一時期通っていた経験から考えますと、前者の目的の場合は月8千円払ってジムに行くのはコスパが悪すぎるなーという印象です。一度買ったら何カ月も楽しめるリングフィットアドベンチャーはコスパが良すぎます。もちろん人それぞれですが。ともあれ何となく運動はしたいという方はぜひともはじめてみることをオススメいたします。そしてステージクリア時にはリングと一緒に「ヴィークトリー!!」と高らかに叫びましょう。
銀剣のステラナイツの追加ルルブが発売されましたね。いまいちルルブ1だけではよくわからなかった部分について説明が追加されたり、こういう遊び方もありですよーと書いてあったりと、基本ルルブの自由さをつかみきれなかった人々をやや導いてくれる内容になっています。でも多分正直どう話を進めてもいいというのが基本路線なんだろうなあという気もします。盛り上がればなんでもよい。
追加された花は6種類、色は3種類と結構なボリュームがあります。そもそも戦闘はたいして重要ではないという説もありますが、私は戦闘が大好きなので花と色についてちょっと書きます。
・さくら
意外なほどメジャーな花ですが戦法はややトリッキーです。何となく敵が死にそうな雰囲気が出たら敵の防御力をいじって桜花聖天を出せばいい感じに終わってくれると思います。死ぬ死ぬ詐欺が得意なので死ななかったら何事もなかったかのように起き上がりましょう。幻影斬撃もノーリスクで味方の行動にも割り込める割には効果が高くていいですね。黒き堕落への誘いに乗せたりすると大変便利だと思います。二回殴るより処理も軽いし。
・あじさい
若干使い道をどうするか考えてしまうスキルが多いですが、防御力をいじれるスキルがあるのは強力です。やや運に依存しますがアクションルーチンへの防御策をとれるのはありがたいですね。HP交換の使い道は悩ましいですが復活が簡単なキャラがいるなら窮地でHPを譲ってもらうのもいいかもしれません。
・つばき
味方がいいタイミングで戦闘不能になってくれたらあとは貯めておいたギロチンを連打すればよさそうです。さくらの人がいればいい感じに倒れてくれるので安定感が増すでしょう。フラワーレインはある程度適当に使っても効果が高い気がします。なんだかんだ期待値3.5は大きいですね。
・アイリス
まさかのラウンド制限で味方を復活させられる便利屋さん。君も毎ラウンドさくらを起こそう!不幸な手紙マーカーは手数の多いキャラがいるならわりと便利そうですが、ばらまきすぎるとアクションルーチンが辛そうな予感もします。自身の戦闘不能回復も他の花より強めなので、一人いてくれると事故ってもうまく立て直せそうな雰囲気です。
・シロツメクサ
まさかの強スキルのオンパレード。えげつないスキルの詰め合わせなのでマンチなら最優先で選択しましょう。腐らないスキルしか持ってないうえに最終的にノーリスクで6Dアタックまでできるので何一つ不足することがありません。もう全部こいつでいいんじゃないかな?ダメかな?
・アザミ
手軽に敵の防御を下げられるという点だけで圧倒的利便性があります。ギロチンや桜花聖天に合わせてあげれば手短にセッションが終わること間違いなし。オンリーユーも条件緩く火力出せるのでありがたいですね。
・淡赤
ピンクより先にお披露目される淡赤さん。HPは高いですが防御力が2しかないので白や紫みたいな硬さはないでしょう。地味にチャージダイスが多めなのと、防御力をいじれるスキル持ちなので別にアタッカーとして使わなくてもいいかと思います。殴るならHPコストのわりに効果の高いドントルックバックがあれば十分な気がします。
・淡緑
いぶし銀的な強さのスキルが多い淡緑。アタック判定を引き受けるレアなスキルがあるので、味方が打たれ弱いときにいてくれるととても助かりそう。ただ本人の自己回復能力は低いので味方にカバーしてもらうかヒガンバナあたりでバシバシ自己回復を決める必要があります。もしくはあえてダメージを引き受けて序盤から高火力を展開するのも一つの手です。
・琥珀
チャージダイス多めのサポート枠。無難に便利なスキルが揃っているのでとりあえずで選んでおいても大丈夫な色な気がします。”女神よ、あなたの愛はいまここに”はいまいち文言が謎です。セットダイスがないスキルがあっても発動可能なら結果的に無限に発動できそうですがそれはないでしょうし、かといって全部揃ってないといけないのであれば弱すぎます。淡緑と同じようにダメージ肩代わりスキルがありますが、こちらは後出しできるぶん防御力は肩代わりする相手方に依存するので、タンク的な役割を考えるよりはピンポイントのHP調整として使った方がよさそうです。
シロツメクサという鬼花が目立っていますが、それ以外も結構悪用のし甲斐がある花があるのがいいですね。監督をいじめるのが好きな人はぜひ互いのシナジーを考えながらプレイしましょう(そういうゲームではない)。
ちなみに我々がプレイしたステラナイツリプレイがカクヨムにて公開中ですのでよろしくお願いいたします。
珍しく私も良識的なキャラクターのRPをしています。よかったよかった。
FE風花雪月、ついに発売しましたね!(2か月前に) 私はFE初体験ですが大変楽しく遊べています。テキストがぎっしり詰まったゲームはいいですね。始めるときはノーマークだったベルナデッタの厳選のためにソフトリセットを続ける日々を送ることになるとは思いませんでした。
さてゲーム本体のレビューができれば大変良かったのですが、いかんせんどこから話を始めたらいいのかわからないほどに要素が散らばっているので、先日買った攻略本について書いてお茶を濁します。
☆パーフェクトガイドのここがありがたかった
・栽培
・栽培
・釣り
・栽培
・獲得経験値の計算式
・授業の質問、投書、お茶会関連の応答
・散策中の受け答え
・戦闘会話あるキャラの一覧
・カラー刷り
☆栽培について
この攻略本のメインコンテンツです(3ページ)。秘密のヴェールに包まれた栽培の謎がだいたい明らかに。
とりあえず、
・ドーピングアイテムだけでOKなら同種だけ植えて恵みを撒いておくのが楽
・任意のドーピングアイテムを狙いながら1日10食を支えるのはかなり厳しいかも
というところです。普通にやっていると食材より花と種の方が多く手に入ってしまうので、食糧難を防ぎたい場合はある程度組み合わせを考えたりソフトリセットをする必要があります。なお各種花の種は相当組み合わせを考えないと(=かなりの高評価点を出さないと)食材が産出されないので、基本的に花だけ植えると生徒が飢えるシステムになっています。
ちなみに攻略本には書かれていませんが、
〇育成を決定したタイミング(天馬の恵み等々を選択したタイミング)でどの種の報酬テーブルを参照するかが決定される(ドーピングアイテムの有無もここで決定)
〇温室で収穫を選んだ時点でテーブルから報酬が選ばれる
ようです。例えば評価点91の「フォドラ北方の種*1、紫色の花の種*1、水色の花の種*3 天馬」という組み合わせで栽培を行った場合、種を預けて育成を決定した時点で「フォドラ北方の種の報酬テーブル」、「紫色の花の種の報酬テーブル」、「水色の花の種の報酬テーブル」の3種類のどれかからひとつだけ報酬テーブルが選ばれます。
もしフォドラ北方の種のテーブルが選ばれた場合、フォドラ北方の種から出るアイテムしか出ません(同じ種でも評価点でテーブルは変わりますが)。よって複数種を植えても報酬が混ざることはありません(紫色の花の種から出るラベンダーと水色の花の種から出る勿忘草が一度の栽培で同時に手に入る、というようなことはありません)。ドーピングアイテムも報酬テーブルが選ばれた種のものしか出てこないようなので、フォドラ北方の種のテーブルが選ばれれば黄金のリンゴ以外は出現しません。
なおサンプルの組み合わせで50回栽培してみたところ、フォドラ北方の種(黄金のリンゴ)のテーブルが8回(16%)、紫色の花の種(岩ゴボウ)が13回(26%)、水色の花の種(俊足のニンジン)が29回(58%)となりましたので、だいたい植えた数通りの確率でテーブルが選ばれそうな雰囲気です(試行回数が少なすぎる問題あり)。
少しややこしいのが、テーブル自体は植えたタイミングで決定されますが、テーブルから何が出てくるかは収穫したタイミングで変わるということです。先ほどの組み合わせで栽培を行い、水色の花の種のテーブルが選ばれたとすると、勿忘草やトマトなど10種類の作物が収穫の対象になりますが、どれが多く出てくるかは収穫を選んだタイミングで決定されます。よってリセットするたびに収穫の内容が変わるので、リセットをがんばるか運が良ければカブやトマトといった有用な食材を集中的にゲットすることが可能です(ちょっとめんどくさいですけど)。
せっかくなので具体的な栽培例をいろいろ考えたかったのですが、案外最適解は見つからないですね。特殊報酬枠を非売品のノルドサラドに割り当てられてしまった俊足のニンジンは特に厳しい気がします。
〇根菜の種*2、野菜の種*3 天馬
評価点を低めに調整してトマトやタマネギ、キャベツといった有用な食材群を安定して取れるようにした組み合わせです。ドーピングは腐りにくいアンブロシア(守備+1)か白ヴェローナ(魔防+1)になるので、心穏やかに栽培することができます。とりあえず食べ物が欲しいだけならこの組み合わせでいいかと思います。種のランクと評価点の関係でドーピングアイテムが出にくい(65%)のが欠点。根菜*3、野菜*1、赤い花の種*1にすると10%ほどドーピングアイテムの確率が上がりますが、食材の産出量はかなり減るので難しいところです。
〇草の種*5 天馬
栽培は初めてですか?と聞きたくなるような組み合わせですが、岩ゴボウを取りたいなら紫の花の種を5個使うよりこちらの方が多少食糧難に強いです(とはいえカブとモモスグリ、おまけでアルビネベリーが取れる程度ですが)。種のグレードの関係でドーピングアイテムの入手確率は紫色の種*5より5%低くなりそうです(70%vs75%)。
〇草の種*2 紫色の種*1 水色の種*2 天馬
岩ゴボウか俊足のニンジンが(6:4ぐらいで)出る組み合わせです。食材が出る確率は控えめですがキャベツ、ニンジン、カブ、(低確率で)トマト・ヴェローナ・ヒヨコマメ、(さらに低確率で)アルビネベリーとそこそこ手広く出ます。評価点と種のグレードの関係でドーピングアイテムは出やすいです。
〇モルフィス産の種*1、緑色の種*1、水色の種*3 天馬
煉獄のザクロか俊足のニンジンを狙いつつトマトをゲットしようという試み。モルフィス産の種は非売品ですが、ひとつ上に書いた組み合わせで取れます。正直ザクロよりニンジンが欲しい方が多いと思いますが、モルフィス産の種は最大評価テーブルを引き当てるとトマトとタマネギを両方出してくれるので食糧問題の解決にぴったりです。緑色の種のテーブルだった場合は腹いせにザクロをかじってください。
〇アルビネ産の種*1、水色の種*4 天馬
俊足のニンジンを狙いながらトマトやヴェローナをゲットするための組み合わせ。運悪くアルビネ産の種のテーブル(黄金のリンゴ)が出てしまっても大量の食料があなたを慰めてくれる予定です。ただアルビネ産の種のテーブルを引いてしまう可能性を加味しても水色の種*5と3%ほどしかニンジンの入手率は変わらないはず(75%vs72%)なので、アルビネ産の種が手元にあればチャレンジしてみてもいいかと思います。とはいえアルビネ産の種が非売品なのが最大の問題です(アルビネ産の種のテーブルを引けばアルビネ産の種が再生産されますが……)。
〇非売品を使わず俊足のニンジンだけが取れて食べ物も出る組み合わせ
ありません。
☆その他もろもろの感想
散策するたびについついネットスケープを起動してしまうぐらい随所で小さな選択を迫られるゲームですが、手元にパーフェクトガイドがあれば散策中の急な選択肢も安心ですし、恋も部活もお茶会も投書もばっちりこなして高校受験に臨めるのでこの夏から始めるのが良いのではないかと思います。散策会話の応答は月・ルートごとに一覧になっていて見やすいので助かりました。投書は質問ごとにあいうえお順で並んでいるので30秒あれば回答できます。お茶会はたまにホームボタンを押しますが。授業の質問もキャラごとのページに載っているのでキャラクタ造形の把握に役立てられていいですね(リンハルトに「興味を持てば眠くならない」と答えるとフェルディナントだけ後ろでやる気が上がるとか、いろいろ細かいです)。
支援会話の詳細についてはさすがに乗っていないので、支援会話集をなにがしかの本にくっつけて出してほしいところです。支援会話でしか拾えない設定も多くあると思うので。
引継ぎルナでベルナデッタ無双をしている関係上攻略に関してはあまり使っていないのですが、戦闘会話の一覧が乗っているのでいちいち天刻で各種生徒をぶつけて陰惨な会話が起こるか期待する必要がなくなるのはとても良かったです(そもそもルナで戦闘会話集めるのが無理なのはさておき)。あとやはりカラー刷りだとマップが攻略サイトより見やすいですね。
なおルナティックについては難易度が高いのでセーブデータを引き継いで頑張りましょう!というスタンスの本ではありますが、ルナティック用の攻略ページで進軍ルート例などは記載されています。どれぐらい有用なのかは私のプレイスタイルでは判断できませんが。
☆買うかどうか
昨今はだいたいの情報がインターネット上に乗っていることもあり以前より攻略本の価値は下がっているところですが、やはり見やすくまとまっている本が手元にあるというのは便利ですね。誤植もちらほらありますし(獲得経験値のレベル差補正の表も謎の空欄がある)、「ソフトリセットしてもレベルアップ時の成長の結果は変わらない」といった不正確な記載もありますが、個人的にはデータ集として十分に役立っています。細かい情報まできっちり載っているのと、プレイしつつ手元で情報を参照できるのはありがたいです。本当に欲しいのはKindle版ですが。
インターネット上でもクリアに必要な情報は集められてしまうので、この分厚い本を買うかどうかは難しいところがあるかもしれませんが、知らなくてもクリアには関係ないけど知ってるとちょっとうれしいデータ(支援値が上がりやすいペアがあるとか、好きな茶葉でお茶会することにちゃんと意味があるとか)を集めるのが好きな私は買って正解でした。やっぱり攻略本読むのは楽しいですね。
この
こんばんは。
FEAR系TRPG中心の同人サークルと自称しておりますが、最近はゲームの感想ばかり書いております。
ここのところ据え置きゲームのビックタイトルの発売が続いておりますので土日は引きこもってゲーム三昧でございます。
人生は有限ですから仕方ありませんね。
8月はドラクエの映画が公開され、レビューにつけられている星の数がいかにも人気がなさそうなグロ映画並みにひどいとわかっていつつも
ドラクエファンとしては這ってでも戦死するとわかっていても行かないわけにはいかず、案の定戦死しました。
ドラクエ11Sが満を持して登場しますので、みんな体験版をはじめよう。やはり信じられるのは本家だけ。
さて、前置きが長くなりましたが、本日はスクウェア・エニックスより発売されている『LOST SPHEAR』についての感想を書きたいと思います。
こちらは古き良きRPGを現代風にアレンジするというコンセプトで作られているRPGです。
それっぽい宣伝文句をつけるならば下記のような内容でしょうか。
月のちからによって創造された世界は、
月の意思によって消滅(ロスト)され、
世界は幾度となく生まれ変わる。
人々が争い、魔物達が闊歩する世界で再びロスト現象が始まっていた。
思い出を核にロストしたものを再生できるちからに目覚めた少年カナタ。
月が見下ろす大地で、世界を取り戻す旅が今はじまる。
■グラフィック■
何より印象的なのは月で、いつでも巨大な月が世界を見下ろしております。
月が美しく見えるロケーションがいくつも用意されていて、見どころ満載です。
月とロスト現象(急にそのものの存在が消える現象)というコンセプトだけでも、ファンタジー好きには心をくすぐられる素晴らしい発想と思います。
コンセプトアートをひたすら見ていたい作品です。
■キャラクター■
キャラクターはFF9のような3頭身くらいのかわいらしいデザインで、マップや町中もどこか懐かしい雰囲気が漂っております。
FFを意識しているのかな?というキャラ設定もやや見受けられました。
■音楽■
音楽については全体的にしっとりめで、戦闘はかわいらしい軽やかな音楽となっています。個人的にはそこまで印象に残るものはありませんでしたが、可もなく不可もなくといったところで、ゲーム音楽としては十分だったと思われます。
■戦闘システム■
アクティブタイムバトルでセツナシステムなどを搭載し、キャラの育成ゲームとしてはかなり面白いシステムだと思います。ディアントの全体攻撃が便利すぎてずっと使っていたのですが、実はルミナがめちゃんこ強いということにラスボス間際で気が付き、慌てて育て直しました。
■ストーリー■
以下ネタバレです
人・物に関わらずロスト現象という急に存在が消えてしまう現象と、消えてしまった存在を再生することのできる力をもったカナタ少年といろいろな過去を背負ったその仲間たちとの旅・・・聞こえはいいのですが、いや、コンセプトが素晴らしいことは大いに認めるところなのですが、正直設定倒れも甚だしく残念な仕上がりです。カナタとヒロインのルミナ、クール担当ヴァンの3人だけでも十分ストーリーが成り立ったんじゃないか、残りの5人とかパーティにいる必要あったのか??と最後まで思っていたくらい各キャラクターの掘り下げがありません。ぎりぎりにぎやかし枠でロックでしょうか。まあ彼は途中で自我を失うのですが。
エンディングぎりぎりに各キャラのサブクエストが出てくるのですが、その設定をもっとストーリーに絡ませていくことができればもっと面白い作品になったのにもったいない!と思いました。ちなみにサブクエストで急にヴァンの許嫁が出てきたりして、ヴァンが急に色恋しだすので正直お恥ずかしい!!よそでやってくれ!!という気持ちになりました。ガルドラさんとかもっとストーリーに絡ませてあげてほしかった。当事者に近いはずなのにいまいち存在感が薄い・・・。
ストーリーは例えるならば素晴らしい食材とレシピをそろえたにもかかわらず、料理が失敗したという印象です。
いちいちご都合展開が入ってきたり、王道過ぎる展開が続いて飽きたり、重要な会話がイベント中になされず、フィールドで仲間に話しかけるコマンド中で得られるというのはいかがなものかと思います。なにより衝撃だったのは、人々は月の見下ろす大地で生きている=朝や夜の概念がないという世界設定のなか、夜を取り戻すというイベントがあり、天変地異にも等しいこの現象に対して人々は驚きもせず、当たり前のように街に街灯が灯り、しかもかなりお手軽に夜を取り戻せてしまうという・・・。プレーヤーのドン引き加減とキャラクター達の心情がすれ違いパラダイス桃源郷エイリアンです。
あと、エンディングが2回来た意味がよくわからなかった。いやエンディング後に真エンディングがあるというのを作りたかったというのだけは伝わりましが・・・必然性が不明すぎる。
というわけでストーリー以外は大変良いという一品でございました。正直なところロールプレイングゲームというのはストーリー>>>>>その他の要素と思っておりますのでストーリーがなってないと他のなにが良くても満足はできないです。繰り返しになりますけれど月とロストという素晴らしいコンセプトを持ってきながらストーリーがいまいちというのは非常に残念でした。
かなり辛口になってしまいました。
セールで2000円くらいだったので暇つぶしにはまあ良いのかもしれません。
今皆様におすすめしたいゲームはファイアーエムブレム風花雪月でございます。
私はファイアーエムブレムシリーズは初ですけれども、三つ巴学級の先生はなかなかアツい。
4周は最低限必要そうですので、全クリまではまだまだかかりそうです。